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99%の人がしている悪い習慣を捨て、たった1%の成功者になれる本  塚本 亮

毎日本を読む9/21
99%の人がしている悪い習慣を捨て、たった1%の成功者になれる本
塚本 亮

毎日読書もいよいよ100日に近づいて、まんべんなく興味のあったものへの乱読をしてきて気づいたのは、習慣化への興味と実践の難しさでした。
すでに何冊か拝読している塚本亮さんの本からさらに一冊、習慣について書かれたものを。

なぜこの本を手に取った???


「意識を変える」のではなく、「意識が変わる」習慣化の重要性


人はだれしもキャリアステージが進むと、生活において大きな転機が訪れることがあります。
新たなステージに進むために「何かを変えたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、変わることは簡単ではありません。
それは、習慣が深く私たちの行動に根ざしているからです。
塚本亮氏の著書『99%の人がしている悪い習慣を捨て、たった1%の成功者になれる本』は、私たちに習慣を変える具体的な方法を教えてくれます。
その方法の鍵となるのが、「スモールステップの積み重ね」と「意識を変えようとしない」ことです。

スモールステップの積み上げが成功を生む

塚本氏は、成功者とそうでない人の大きな違いは「習慣」にあると指摘します。多くの人が陥りがちな悪い習慣を捨て、小さなステップを積み重ねることで、やがて大きな成功へとつながると説いています。

たとえば、「朝30分早く起きる」「1日5ページの本を読む」「週に1回だけでも運動を始める」といったシンプルな行動を習慣化することから始めるのです。最初はわずかな変化ですが、続けることでその効果が確実に現れてきます。
重要なのは、このスモールステップを積み重ねることで、徐々に自分の行動が変わり、その結果として「意識」が自然と変わっていく点です。

「意識を変えよう」としない方がいい理由

多くの自己啓発書やセミナーでは、「意識を変えれば、人生が変わる」と強調されていますが、塚本氏はこれを逆の視点で捉えています。
すなわち、無理に意識を変えようとするのではなく、まず行動を少しずつ変えることで、結果的に意識が変わるというアプローチです。

この違いは非常に重要です。意識を変えることにフォーカスすると、往々にして挫折感や焦りが生じます。私たちは、すでに多くの固定観念や生活習慣を持っており、それを無理に覆そうとすると、逆にストレスやプレッシャーが増します。

それに対して、毎日の生活の中で小さな習慣を変えるだけなら、ストレスなく取り組むことができます。そして、それを継続することで、知らないうちに自分の意識が変わり、行動が自然にポジティブな方向へと向かうのです。


行動が意識を変えるプロセスとは?

塚本氏の提案する「意識が変わる」ための行動変容のプロセスは、次のような段階を踏みます。

  1. 小さな行動を始める: まずは、少しだけ新しい行動を日常に取り入れる。これは極めて小さなステップで十分です。朝の1分間のストレッチや、日記を一行書くなど、手軽に始められるものが良いでしょう。

  2. 無理なく継続する: その行動を続けることが最も重要です。始めは意識的に取り組む必要があるかもしれませんが、数週間も経てば、それが当たり前の習慣となり、意識しなくてもできるようになります。

  3. 小さな成功体験を得る: 継続することで、自然と成果が見え始めます。たとえば、少しずつ体力がつく、頭が冴える、本を読んだ知識が仕事に活かされるなど、ポジティブな結果が現れます。

  4. 自信がつき、行動が広がる: 小さな成功体験を積み重ねることで自信がつき、さらなる行動を取りたくなります。このとき、意識が変わり始めているのを実感するでしょう。

  5. 意識が変わる: やがて、行動が定着し、意識が自然にポジティブな方向へ変わっていきます。すると、新たな習慣が無理なく継続でき、結果的に大きな成功に繋がります。

成功者のマインドセットは後からついてくる

塚本氏が強調するのは、成功者のマインドセットや意識改革は「結果として後からついてくる」という点です。行動が変われば意識が変わり、意識が変われば新しい行動がさらに生まれます。このサイクルが、99%の人が陥る悪い習慣から脱却し、たった1%の成功者へと至るための鍵なのです。


『99%の人がしている悪い習慣を捨て、たった1%の成功者になれる本』は、「意識を変えよう」と頑張りすぎるのではなく、「意識が変わる」ように自然と導いてくれる行動を提案しています。私たちにとって、無理なく始められる小さなステップを積み重ねることで、確実に成功に向かって進むことができるでしょう。
まずは、今日から小さな一歩を踏み出してみてください。その積み重ねが、あなたの意識を変え、成功へと導いてくれるのです。



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