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今、注目の「世界標準の食事」の矛盾と対処法

糖質制限中のペースケです。
以前「科学的に証明された究極の食事」と言う本を紹介しましたが、今回は「9割の病気がよくなる ロジカル食事術」という本についてです。

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まず、この本で、「エビデンス(科学的根拠)」とは、世間に認められるまで最低でも5年掛かる。その間に、そのエビデンスが間違いだったと言う発見がなされる可能性もある。だから、エビデンスとは「5年前以前の情報」と解釈すべし・・・と言う知見を得ました。心したいです。

で、肝心の食事に関してですが、この本では、今や世界標準と言われる「地中海食」と「ハーバード大学健康的なひと皿」を元に、独自な標準食 を論理的に提案しています。

気になったのは、「地中海食」では、野菜・果物・豆・ナッツ・オリーブオイル・魚介類・全粒粉穀物・チーズ・ヨーグルトをバランス良く摂り、卵・赤身の肉を控えるよう推奨しています。
そして、「ハーバード方式」では、野菜・果物・卵・魚・鳥肉・豆・ナッツ・全粒粉穀物・オリーブオイルを適度に摂取し、チーズなどの乳製品や赤身の肉は控えるよう推奨しています。
お気付きかと思いますが、卵・チーズ・ヨーグルト・鳥肉 については、相反する見解となっています。

そして、この本では、独自な標準食 として、野菜・海藻・キノコ・鶏肉・卵・魚・豆・ナッツ・アマニオイルなどを摂取し、乳製品や果物、赤身の肉を控えるよう推奨しています。特に 糖質の摂り過ぎ には警鐘を鳴らしています。
しかし、ここでも、果物・乳製品・全粒粉穀物 については、矛盾しています。

普通に考えると、一体どれが正しいんだ・・・と混乱してしまいます。
しかし、世の中の大半の人は、推奨されている物も推奨されてない物も、普通に食べているわけですから、食材は、タバコやアルコール のように明らかに健康を害する物では無いわけです。

ただ、肥満や生活習慣病を予防する意味では、これらの提言に耳を傾け、出来るだけ 赤身の肉(牛や豚など)や 糖質の多く含まれた食品 は避けるようにし、野菜や魚介類 を多く摂るようにすれば良いのかなと思います。
問題は、乳製品・果物・全粒粉穀物 ですが、あまり厳格に考えず、ほどほどに摂るようにしてはどうでしょう?

私自身、結構、困惑しましたが、糖質を制限しているので、牛乳・チーズ・ヨーグルト・果物・全粒粉穀物 まで完全に避けるのは、正直、厳しいです。
だから、私自身も 出来るだけ控える と言う事で落ち着きました。
身体に悪いとされる 赤身の肉 だって毒じゃ無いわけだし・・・。

しかし、可能なら「野菜や豆類、ナッツ類を多く食べ、白米は玄米に変え、白パンは全粒粉パンに変え、牛や豚より、鶏や魚」を食べるよう心掛けるというのが、最も良いとこ取りだと思います。
あと「乳製品・果物・海藻類・キノコ類」に関しては、まだしっかりとしたエビデンスが無いようなので、食べ過ぎに注意しつつお好みで・・・。

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