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自分にとっての「作品」とは(さっきょく塾課題)

ぼくにとっての「作品」とは、を未来と過去へ方向付けることで考えてみたい。 未来に対しての作品は、これから生まれてくる誰かにとっての「過去の文化」なのだと思う。 今のぼくにとってみればちょうど雅楽のような。それは別の場所から伝わってきて、しかし時間をかけてこの場所で変化した文化。極東の島国で「西洋音楽」をやる、は、ぼくにとってはそういうこと。 しかし過去に対しての作品を考えるとき、ぼくは全く違った風に考えているように思う。 (おそらくそれはぼくが実験映画と美術で育ったことと関係

    • ソプラノとピアノのための「口ばしり」

      (さっきょく塾の「聞いてくださいシリーズ」の投稿です) https://youtu.be/BpZXhtiykqA 演奏: 米津知美(ソプラノ) 鈴木絢子(ピアノ) 作曲:後藤天 2018年8月31日小黒恵子童謡記念館にて初演 この曲は、劇団「雲の劇団雨蛙」の公演の為に作られました。 同公演は「声」のバリエーションを見せるという趣旨のもので、オペラ、ミュージカル、ポップス、初音ミク、その他の種類の小さな作品を並置するような形のものでした。(公演自体のターゲットとして

      • ノイズって美しくない?

        (12月のさっきょく塾エッセイ課題) まず、音楽のために用意され使われる音=「音楽音」という造語を作り、それをを基準に考えてみたいと思う。 (楽音=周期的なピッチを持った音、から考えるのではなく。) その上でノイズを「非音楽音」として考えるとすると、地下のライブハウスのノイジシャン(ノイズミュージシャン)のノイズは実のところ彼/彼女らにとっては音楽音で、「旧世代の人にはノイズだろうけどね」みたいな皮肉?(=聴衆にとっては非音楽音だろうと想像する)のもとに「ノイズ」を自称して

        • 自己紹介と作曲家としての3つのキーワード

          みなさま、どうぞ宜しくお願い致します。 経歴としては、実験映画の研究所、美大の映像演劇学科を出た後に、IAMASという情報芸術の学校にて作曲家の師に出会ったことがきっかけで美術から音楽に転向しました。 また、僕は今35歳ですが、音楽を始めたのはこの5-6年ほどです。ということで年齢と知識や技術、その他があんまりつながっておりません。みなさまどうか色々ご教授頂けましたら嬉しいです。 作曲家としての3つのキーワード 手続き 丸投げ 言葉 手続き 僕の作曲では、いくつかの段

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