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ギャルゲーすらやった事の無い成人男性が初乙女ゲー『ジャックジャンヌ』で初回『根地黒門』ルートをプレイした話


はじめに

初めてnoteを利用します。
使い勝手が分からないので読みづらくてもご容赦ください。
最初はふせったーを利用しようかと思いましたが考察等をするわけでもないので試験的にこちらで。
内容はタイトル通りです。ネタバレがあるのでご注意を。


もくじ

  1. ジャックジャンヌをプレイすることになった経緯

  2. 「根地黒門」ルートを選んだ理由

  3. 全体を通しての感想

  4. 「根地黒門」ルートの感想

  5. 次に攻略するキャラどうしよう?

  6. まとめと雑記



1.ジャックジャンヌをプレイすることになった経緯

まずギャルゲーやった事無い(エロゲ―も無い)二十歳の成人男性がどうして
ジャックジャンヌ』をプレイすることになったの?って話から。

実は仲の良い女友達がちょっと前に誕生日で、プレゼントとしてアマギフを1000円投げたんですよね。
まぁその後は普通にお礼があってこちらが誕生日の時は何かうんぬんかんぬんで普通のやり取り。
そこで事件は起こります。

<「まって、凄いいいこと思いついたんだけど」
<「ジャックジャンヌ贈ったら、やってくれる???????」


闇の取引の開幕です。
元々激推しされてはいたんですけどこっちのプレゼントのお返しで、
ジャックジャンヌ』を贈ったら(今)やってくれる?というとんでもないこと言い始めた。
「やってくれ!」とは普段散々言ってたし聞いていたので今更ですし、
別にやりたくないという気持ちは無いので贈られたらやるけど…
みたいな感情ではありました。

そこでこちらにも天啓

「くそ!!!それなら月姫送ればよかった!!!!!!」>


元々僕は型月のファンなんですよね。
その友人もFGOはやってるんですが他の作品に手を伸ばす気が無さげ。
ジャックジャンヌをやれ!」と叫ぶ横で「月姫をやれ!」という謎の咆哮が飛び交っていました。

そう、僕が思いついたのは
『ジャックジャンヌ』と『月姫』のトレードですね。

いやまぁ『月姫』をプレイしてほしいだけで、本当にやりたいわけではないじゃん!みたいに思い不快に思う方がいらっしゃるかもしれませんが…
そこから話は早いです。

「今から追加でアマギフ送ったら月姫やってくれる?」>

<「月姫を買うということか!!!!」


と話が進んでいき、アマゾンを見るとどっちも安くなっててだいたい同じくらいの値段。そこから事は一瞬でした。

実際の現場

なんの覚悟なんだ???

とうわけで深夜三時に闇の取引が行われたわけです。
こうしてこちらには『ジャックジャンヌ』が、あちらには『月姫』が届くことになり現在に至ります。

もうこれ誕生日プレゼントのやり取りいうより闇の取引と言った方がいい。




2.「根地黒門」ルートを選んだ理由

理由を語る前にまずは簡単に『ジャックジャンヌ』についての説明を。
必要ないと思うけど。

あらすじ】
主人公・立花 希佐(たちばな きさ)cv.寺崎裕香 は、演劇が好きな女の子。兄が通っていた、歌劇専門の高校「ユニヴェール歌劇学園」に興味を持っていたが、男性しか入学できないため諦めていた。しかし、突然現れた校長の計らいによって入学試験を受けるよう薦められる。結果合格し、ユニヴェールへの入学が許可された。入学後、校長から在籍し続けるための条件として「女性であることがバレないこと」「他の生徒たちと良好な関係を築くこと」「学期末のユニヴェール公演で主演すること」の3つの条件が提示される。憧れのユニヴェールに居続けるために、希佐は研鑽を積むことを誓うのだった。

といった感じ、本作では攻略可能なキャラが6名。

  • 織巻 寿々(おりまき すず)cv.内田雄馬

  • 世長 創司郎(よなが そうしろう)cv.佐藤元

  • 白田美ツ騎(しろた みつき)cv.梶原岳人

  • 高科 更文(たかしな さらふみ)cv.近藤孝行

  • 睦実 介(むつみ かい)cv.笠間淳

  • 根地 黒門(ねじ こくと)cv.岸尾だいすけ

以上の6名。
もちろんこの6名以外にも魅力的なキャラクターはたくさんいるしルートも豊富にある(らしい)がここでは割愛させていただく。
詳細は各自でプレイするか調べるかしてください。

この6名から最初に攻略するキャラを選ぶわけですが・・・

「正直分からん!!!」


最初に思った感想です。
そうなんです。乙女ゲーをやった事無いまではいいんですよ。
ただ僕はギャルゲーもエロゲ―も未履修でして・・・
1人の攻略対象を選んで(好感度を稼いで)遊ぶというゲームが初めてなんですよね。
型月作品はちょいと違うのでここではノーカウント。
月姫やまほよはノベルゲームだし、Fateとかは先にアニメ見ちゃったりしてるしね。

というわけで攻略対象と言われてもなんじゃらほい?って感じ。
今まで恋愛モノの作品にほぼ触れてこなかった人生なのでよくわからないんですよ。少女漫画とかも多分2~3作品くらいしか見たことない。
ただ、最近『かぐや様は告らせたい』を見て体が爆発して死んだんですよね。今も塵のまま書いてます。
つまり恋愛モノを受け付けないというわけでもないわけです。
性別とか関係なく純粋に気になるキャラを選べばいいだけの話ではあるんですが、僕は6人を見ても「これだ!!!」って感じのキャラはパッとは分からなかったんです。

そんなこんなでゲームスタート。
最初から攻略対象選択するわけでもないしとりあえず始めてから考えようということで。
学校に入学するまでと、クラスメイトの自己紹介やらなんやらが終わったあたりで僕は思います。

『根地 黒門』…面白いキャラしてるな…


そうした「なんか面白そう」という漠然とした理由で最初に攻略するキャラが決まりました。
ドキドキ胸キュンな話が見たいというよりも、純粋にコイツの物語面白そうだなっていう興味ですね。
まぁみんなそんなもんなんじゃないですか?
でもそこで、闇の取引をした商人(以降友人A)に言われます。

<「ねじこくとを先にやるとメンタル死ぬからやめた方がいいと思う」


え…なに?登場人物全員死ぬの…?(チェンソーマン脳)
別の友人Bに聞いても

<「ああ、、、」
<「ねじ、、」


みんなして僕を脅してくる。
でもここで「じゃあ違うキャラにします」ってしたらなんか後悔しそうな気がしたんですよね。
せっかくの初体験ですし自分に素直に逝こう!
というわけで最初の自分の直感を信じて、
「根地 黒門」を最初の攻略対象に人生初の乙女ゲームの舞台が幕を開けました。

結局ただ何となく選んだってだけですねコレ



3.全体を通しての感想

一旦作品全体を通しての簡単な感想を。
まだ1ルートしかやってないのに何分かったように言うんだと言われそうですが許して。



純粋に面白かったです!!!

僕は初の乙女ゲームという事で前提条件が無く、先入観も無い状態。
最初にやったモンハンが一番面白いなんてよく言いますが、最初の作品という事もあり、素直にプレイすることが出来ました。
比べる対象も無いから良いところばっか見つかるな!

個人的には冬公演が一番お気に入りです。
俺も白田美ツ騎に肯定されてぇよ…

あと思ったより攻略対象以外のキャラが濃い(濃すぎる)
気になったキャラを何人かピックアップ。

・忍成稀(豪稀)
瞬獄殺しそう。
・加斎中
ただただいいヤツ。次回作があるなら攻略対象になりそう。
・江西録朗
いい大人~!!学生時代のビデオ見てみたい。
・中座秋吏
いい子安。
・田中右 宙為
雰囲気がアレなのと言葉が足らないだけで思ったよりいい奴だった。
ワートリの二宮さん味を感じる。

各公演について感想を言いたいところですが流石に長いので秋公演と冬公演について軽く。

秋公演
ここ一つ大きくクォーツが跳ねたな~と見てて思いました。
特に「かりうど」ペアの演技が凄かった。
希佐ちゃん演じるシャルルと創ちゃん演じるフィガロがちょと凄すぎてお兄さんビックリしちゃったよ。フィガロはあのままほんとに勢いでモブの事殴るんじゃないかと思ってしまった。
鳳君焦ってて笑った。希佐ちゃん本当にシャルルにナッチャッタ…
あとアレ最後あの二人ゴーストになってません???
明言はしていないけど、劇中のセリフでそうなったと思わせる演出が素晴らしい。

冬公演
希佐ちゃんが女を演じるというとても酷な台本…
この公演は各キャラが一段階成長するお話でした。
一人ひとり言いたいことはあるけど白田美ツ騎があまりに良い。
アルジャンヌの責任への苦悩を乗り越え、クラスの中心となりみんなを支える姿は立派な先輩でした。
最後のハグはずるいよ…泣いちゃうよ…
あとルートやればわかるんでしょうけどやっぱりフミさん希佐ちゃんが女だって気が付いてない???
多分アレ最初から気が付いてると思うんだけど。
希佐ちゃんの苦悩と涙とみんなの成長が見れた冬公演は一番のお気に入りです。希佐ちゃんあまりに可愛いが過ぎる。

ここからは具体的な良かったところとう~ん?となったところ。

良かったところ

・ストーリーが面白い
純粋にストーリーが面白かったです。
舞台という作品コンセプトが、個性的なキャラ達が浮くことなく輝かせていたと思います。
ストーリー展開も王道っぽい感じではありましたが、あの個性的な演出を生かす点においては💮だったかと。

・演出がすごい(石田スイ先生が凄い)
石田スイパワーを前面に押し出す演出が素晴らしかったです。
キャラたちがライブ2Dで動いたりするわけでもなく硬派な感じでしたが、石田スイ先生のイラストを活かすという点においては非常に良いものでした。
全体的にアーティスティックな雰囲気でしたが、これもまた舞台と言う作品コンセプトと合わさって非常にマッチしていたと思います。

・曲がいい
まだ一回一通り聞いただけなので偉そうなことは言えないけど曲がいいです。
もうこれは僕の乏しい語彙力では表現できない。
「淡色」を聞くと無条件で目頭が熱くなる。「しらゆ~き~の~♪」でもうダメ。

う~ん?となったところ

・ゲームとしてちょっと優しくない
乙女ゲームの常識を知らない人間からの意見ですが、少しやりづらさを感じました。システムが古いと小耳にはさんだのですがそのせいですかね?
最初なのでそんなものなのかなと受け入れはしたのですが、周回が大変そうで作業感が出てしまいそう。

・3Dのクオリティがちょい微妙
これは友人Aにも言われたのですがPSP時代の3Dみたい。
悪いってほどではないんだけど予算が足らなかったんでしょうかね。
もし次回作があるなら期待。ただ、各公演ではその他の演出が素晴らしかったので個人的にはそこまで気にはなりませんでした。

・石田スイが凄すぎる
これは良いところの表裏一体です。
石田スイ先生が凄すぎて石田スイ先生が凄いという感情しか出てこないです。石田スイ先生が関わっていない部分に目が行きづらいです。
ゲーム会社の作品と言うより石田スイ先生の作品と言った感じ。
良くも悪くも石田スイ先生がキャリーしてると言ったらいいのかな?
乙女ゲームってどこもこんな感じなんですかね?



4.「根地黒門」ルートの感想


ここからが本番だよ。
こっちもまずはルート通しての簡単な感想から。

根地黒門自身に色々あったことはもう言うまでも無いけど、総じて

『美しい純愛』

であったと思います。
親密度エピソードで大きく物語が進む点と言えば、やはり初めて二人であの海岸に行った時。
根地の父親の話と根地本人の話を聞いたとき、多くの人は
「(えっ…これ希佐ちゃんが女だとバレたら根地の才能は…)」
って思ったんじゃないでしょうか?えぇ僕もそう思いました。

そして12月25日のクリスマスイベント。
僕の認識が間違っていなければここでルートが確定するのかな?

「あぁ。女だ。」

ここマジでゾッとする。急に声のトーンが下がるの怖すぎて泣いちゃった。
結構ここ苦しいし無理だし今もなお死んでる。

案の定というかそこから根地の様子がおかしくなり…
2回目の海辺のシーン…

やっぱりそうきたか~~~~!って感じでした。

いやぶっちゃけますとね?僕の中で色々最悪なパターンは考えてはいたのでそこまで驚き自体はありませんでした。
というかけっこう心中とかとか破滅的な展開が大の好物なんでウッキウキで下選んでましたね。
でも個人的には「あれ?普通に戻るんだ?」ってなったんですよね。

あのまま根地だけ死んで希佐ちゃんだけ救助されて、最終公演であの父親の話の台本を根地の話に変えて最終公演を行い、最後に希佐ちゃんが後を追って死ぬくらいは考えてました。

<「一応これ乙女ゲームなんでそれだとバットエンドかも」

と言われて確かに!となった。
でもあれ3年組は下半身が濡れた二人を見て何を思ったんでしょうね。
フミさんとか賢いから察してそうだし感情が大変なことになってそう。

個人的には死んだパターンも見たかった。

んでここからちょっと面白い話。

実はわたくし趣味でTRPGを嗜んでおりまして最近まで中長規模なセッションをやってたんですよね。

んで、そこの卓での僕のPCが二人組のPCだったんです。

その自キャラのエンディングが根地の心中のシーンとめっちゃ似てるという謎のミラクルが発生


これ流石に笑っちゃった。いや、厳密に言うとその自キャラは心中したわけでも男女だったわけでもないんですが、色々と雰囲気というかテイストが凄い似てたんですよね。何か言葉に出来ないシンパシーがあって惹かれていたのかもしえないとさえ思える。
今思うと最初に根地を選んだのは運命だったのかもしれない。

そして最後のエンディング・・・・
ここ、あまりに綺麗・・・

奇をてらうの擬人化みたいな人で、誰よりも舞台という存在にこだわり囚われ、誰よりも演出や場面を大事にしそうな根地黒門が!

ただただシンプルな!!!!
超ストレート王道告白!!!!!!!

あまりに綺麗すぎて思わず拍手をしてしまった。

ガチでスタンディングオベーションしてたよ。ここまで色々あった上でこの告白、導線が綺麗すぎる。

本当に物語の終わりとして完璧すぎる。
根地黒門の物語の終わりとしても完璧だし、ジャックジャンヌという物語の終わりとして見ても完璧だった
staynightの桜ルート見た時みたいな感覚って言えばわかるかな。

友人Aには「ねじるーとからやったひと取り憑かれて亡霊みたいになる」と言われたけどこりゃ取り憑かれるわ!って内容。

これ他のルートやっても根地ルートの事が頭から離れなくなりそうだな!



5.次に攻略するキャラどうしよう?

はい文字通りです。

次誰攻略する?

いや正直友人Aに色々脅されはしましたが、そこまで囚われるというか引きずるような感覚は現状ないんですよ。普通に他のキャラも気になってます。
ただあまりに根地ルートの終わりがジャックジャンヌという作品の終わりとして綺麗すぎて、

「え?あ?!そうかこれまだあと5キャラいるんだ!」

って状態です。そういう意味では囚われているのかもしれない。

現状ではムッツーミ・カイ創ちゃんあたりが気にはなっています。
ど~せみんななんかあるんやろな~なんか重いんやろな~~~。

ただ正直直感で選んだ根地以上に、コレ!って感覚も無いので全員だいたいおんなじくらいの興味。
友人Aには高科 更文を激推しされています。さっきも言ったけどこの人絶対入試の段階から女だって気が付いてない?????

とまぁ色々考えつつ根地ルートの余韻に浸っております。
あとこれずっと言っていなかったんですけど、一番好きなキャラは希佐ちゃんです。ほんとに可愛い好き。BIG LOVE…



6.まとめと雑記

ED見終わってから駆け足で書いているので、文章がおかしいところや誤字脱字が多々あるかと思われますが、ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。

変な経緯でプレイすることになった『ジャックジャンヌ』でしたが素晴らしいゲームでした。トロコンしたノリで書いてるけどまだ1ルート終わっただけなんだよな!!!!!!
そして『根地黒門』。最初に彼を選んだ僕は間違いではなかったと信じております。それだけ素晴らしい物語でした。
石田スイ展がやるらしいので良い機会ですし行ってこようと思います。
(家近くなんですよね)
それまでにあと最低2ルートくらいはやっておきたいです。
エンディング見終わった後チェンソーマン2部が始まっていたので読んだら温度差で風邪ひきそうになった話はまた今度ね。


ここからは雑記


今回闇の取引で僕にはジャックジャンヌが届いたわけですが、友人Aには『月姫』が届いているんですよね。あ奴、いまだにプレイしておらん!!!!
全人類!『月姫』をプレイしろ!!!!

そしてこれを見ている10か月前に僕の『月姫』を貸してやらないなら回収すると言ったら「やっぱやる」と言った別の友人C!!!!
あなた10か月経ったけどいまだにスイッチの『月姫』プレイ時間1時間なんだけど!!!!
全人類『月姫』しろ!!!!



以上です、ここまで長々とありがとうございました。
続きがあるかはわかりませんがまたどこかで。

てんげき
22.7.13



*追記

ちょいと誤字修正やらなんやら。
肝心の根地黒門のcvをコピペミスしてました大変申し訳ないです。
岸尾だいすけさんです。

教えてくれた友人ありがとう。


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