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秋田応援イラストに関して

 みなさんこんにちは。てんぐアートです。noteにおいてはほぼ描いたイラストをアップするだけでテキストをのせることはあまりやっていません。ここ4ヶ月の間、「秋田応援」と題したイラストをアップしていました。そのことを書いておこうと思います。このテキスト自体は、2023年11/11-12開催のデザインフェスタ58にて、配布するフライヤーに載せるものです。少し早いですがアップしておこうと思います。フライヤーの方は、今みるとちょいちょい調整ミスしているところも発見されましたが、まあ致し方ないですね。

そう、今更ですが、てんぐアートがなんなのか、というテキストも。

 てんぐアートとは、天狗をモチーフにしたグッズや作品を作って展示販売するひとり創作活動の名称です。
 2010年、個人でデザインの仕事をしていました。ある日電話を取ると、その相手から「あの、もう少し大きな声でお願いできますか?」と言われました。そう、人との接触が少な過ぎて声が出にくくなっていたのです。これはやばいと思い、外に出て人と関わる機会を作ろうと思いました。
 その時思ったのが、何かを作って展示や販売をすればおのずと人と交流できるなと考えました。その際、何かモチーフがあった方が作りやすいし、伝わりやすいのではないかと思いました。誰でも知っていて、和の感じで、民芸品のような雰囲気もあって・・・・・。だるま、こけし、妖怪・・・。天狗!天狗はいいかもしれない。自分も鼻の長い大男のイメージしかないので、調べながら製作もできるし、天狗という言葉の認知度はおそらく高い。ネットで調べると、天狗で何かを作っている人はあまり出てこない。天狗をモチーフにしよう! そんな思考から天狗を扱うことに決めました。ルールはたった一つ、辞めない。幸運にも長生きできて、爺さんになった時に、天狗の絵を描いたり立体を作ったりしている自分の姿を想像し、やってみたいと思いました。
 それから13年ほど経ちま、作るものが色々変わりながらも、相変わらず天狗をモチーフにしています。まだやれそうです。天狗で何かをやってることをあまり伝えることを怠けていたので、初心に立ち返って伝えるよう心がけ、以前作っていたようなアイテムも来年は出していきたいなと考えています。

ここから秋田応援について

今年の7月ごろから、X(旧ツイッター)インスタグラムで「秋田」を応援すべく、秋田に関わるモチーフを使ったイラストを描くようになりました。7月半ばに秋田では豪雨災害があり、非常に困難な状況に置かれた方がたくさんいることを知りました。しかもその復興支援もうまくいっていないエリアも点在しているようで、何かできないものかと考えるようになりました。直接の支援として、寄付はできるかもしれないと考えましたが、たいした稼ぎもない自分としてはそれも厳しい。そんな中、地元でいち早く動かれて、必要なものを購入して配布したりするボランティア活動をされてる方を見つけました。水害に遭った家の改修作業に必要な掃除用具や、乾燥剤、飲み物や食べ物、買えるお店を見つけてかきあつめたり、アマゾンのほしい物リストを使ったり、とにかくスピード感を持っておられました。そうだ、このかたに直接お金を渡せれば、すぐ活用されるはずだと思い、SNS上でコンタクトを取り、失礼ながら、直接お金を送らせてもらいました。それにプラスして、必要なアイテムをアマゾンのリストから選び送りました。合わせて金額にして2万円ほど。できる範囲としてはもう十分かなと思いましたが、何かプラスでできないか考えました。お金を作れるといいが稼ぎからこれ以上出すのは難しい。自分にできるのは、イラストを描くことはできるなと思いました。それを販売すればお金になる。しかも秋田に絡んだモチーフにすれば、秋田に興味を持つ人も出てくるかもしれないと考えました。ごくごく普通な、なまはげのイラストからはじめました。12〜13枚ぐらい溜まったら通販にて販売。価格は1枚3000円。このお金をそのまま送ろうと思いました。継続してやるために、送料や手数料みたいな部分は出て来ますので、そこを差し引いた金額を送ることもできますし、それ前提であれば協力してくださった方も異論はないでしょう。ただ、今回はシンプルにしたかった。購入者の支払った代金がそのまま役立つのがいいに決まっています。そのための活動。どうしてもかかってしまう費用は自分の寄付分として消化することにしました。たいした額ではありません。
 今回の活動は自分なりのボランティアで、少し可能性を感じました。たいした発信力もない自分でもできたことがよかった。クリエイターさんたちの中で、何かできないか、と思っている方は参考にしていただける部分もあるかもしれません。自分でできることをお金に変えて、今自分が応援したい人、場所に送る手段の一つとして。高額な作品を売ってドカンと寄付するももちろんありで、そっちの方が効率はいいです。が、普通の人でもやれるんだということに意味があるかと思いました。
 なぜ秋田だったのか。きっかけになているのはアナウンサーの堀井美香さんです。自分はTBSラジオをよく聞いていて、彼女のことはとても好きで、それに伴って出身地の秋田に惹かれていました。その秋田が大変だ、と言うことを知り何かできないか考えた結果がこの私(天狗)の小規模な活動でした。いろんな秋田の情報を調べるにつれ、実際に行ってみたいと思うようになりました。折を見てお邪魔したいと考えています。
 イラストはまだ残っていますので、よかったら見てやってください。購入できます。送料手数料込み3000円で、その全額を秋田の有志に送ります。「てんぐアート」で検索すると通販サイト、インスタグラムなどで作品が見れます。利益のない活動ですが、作品は生まれました。これをまとめたものをデザインフェスタで販売します。そこで少しの回収と作品のアピールをすることができます。
 今回の活動は、現状のペースを下げつつも継続し、一旦区切りをつけようと思っています。10万円寄付するという裏の目標もクリアできたのと、秋田縛りの限界も出て来ましたので、そろそろかなと思っています。秋田の復興を祈念します。

てんぐアート

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