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それは、おそらく、「仮面ライダー」でも無理だぜ!

これも、
「バスの運転手さん時代」の
話なんですけど。

もうすぐ「終点」だったんですね。

我が県で一番大きい、「新幹線が止まる駅。」
時間は、
「ラッシュアワーの夕方」です。

「終点」を目の前にしてるのに、
なかなか「到着」しないんですよ。

その時点で、おそらくあと「15〜20分」は
かかるだろうな、という感じでした。

それは、
「全国統一」だと思います。(笑)

そのかた「旅行」だったんでしょうね、
一人のよそ行きの
「まあまあ派手な格好した女性」が、
「イライラ」しながら、
「もう、我慢ならねぇ!」みたいな感じで、
バスを運転する僕のところへ、
「ツカツカ」と、歩いてきたとおもったら、
一喝。

「あと10分で、新幹線の時間なんですけど、まだですかっっっ!!!!」

「バス車内一同ボウ然。」(笑)


(僕の心の声)『・・・・そりゃあ、仮面ライダーでも無理だゼ・・・・。』(笑)

「すみません、バスはなかなか、渋滞があると
時間どうりには到着できないんです」


気持ちはわかります。
現実問題、「新幹線の切符」は、
「その時間」でしょうから。

それくらいしか、言って差し上げることしか
できないんですね。

「バス車内の雰囲気」を
「一瞬」にして「凍結」させてしまった、
「雪の女王エルサ」は(笑)
「不機嫌」そうに、
自分の席に戻ったんですね。


「時間にキッチリした人」
だと思うんです。(笑)

「分刻みで無駄な時間が極端に嫌いな人」
というのも、いかがなものかな?
と思うんです。

「生産性じゃあ、」「効率化じゃあ、」
「合理化じゃあ」
で、

「旅オモロイ?」(笑)

「究極にそれを目指す方」って、
いらっしゃるんですけど、
「仕事を離れた時」くらいはね!

でも、この昨今、
あまりにも「仕事」で、
それを「追求」されるあまり、
「そうせざるを得なくなってしまってる人」
だったら、かわいそうだなぁーと思います。


「バス」というのは、もう、
「アナログ」すぎて
「5昔前ぐらいのシロモノ」なんですよ。(笑)

僕の運転手時代でも、

「乗ったことない!今日うまれて初めて乗った!」
ってお客さん結構いらっしゃいましたよ。(笑)

逆に「なにーっ!そうかぁーっ!!
運転手さん、うれしぃゼぇーっ!!」って言いましたけどね。(笑)

「バス」に乗ったことなくて、
旅先で「初めて乗られる方」なんか、
気をつけてくださいね!(笑)

これは、「バスあるある」なんですけど、
「バス停の時刻表どうりに、なぜバスは
こない!」と、よく言われたんですね。(笑)

もちろん、
「信号のタイミング」ひとつズレただけで、
「2・3分」はズレるんですよ。

理解していただける方は、
最初っから何も言わないんですけど。(笑)


「それよりも以前に!!」


「バス停」に貼ってある
「時刻表」は「時刻表」ではなくて、
「通過予定時刻」なんですね。(笑)
(確かそうだったと思います。)(笑)
あくまでも、「目安」なんです。

もちろん、その時刻より前には、
「絶対に通過できません。」

バスセンターの受付に行って、
「時刻表ちょーだーい」って言ったら、
「時刻表」と書いたチラシみたいなん出てくるんですから、
お客さんも「時刻表」って思いますよね。(笑)


「それよりも、それよりも、
以前にですよ??」


「バスの運転手」も、
一日の「運行表」というのを持って仕事してるんですよ。
それには、「ビッシリ」
「どこそこの停留所何時何分」って
書いてあるんですね。

それをお客さんに、
「時間どうり何で来ないんだ!」と、
言われたら

(心の声)『お客さァァァァん。
それを言いてぇのは、
コッチの方ですよおっ!』(笑)

(心さん)『何で!時間どうりに!
進めないんだあああぁぁぁぁっっ!!』
(笑)

「運転手も人間ですから。」(笑)

「時間どうりに進めないストレス」に、
一番アタマきてんのは、
「運転手」なんですね。(笑)

それを顔色ひとつ変えず、
「ありがとうございました」が
言えるんですから。
「運転手はつらいよ」でございます。(笑)


皆様に、是非ご理解いただきたいのは、
飛行機、電車、バス、船、
皆様が乗ってらっしゃる、自家用車もそうです。

「交通の名のつくものすべて」は

「移動するために便利なもの」
であって、

決して、

「急ぐために便利なもの」
では、ないんです。

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