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テーマパークの乗り物

僕が、路線バスの運転手さん時代の話です。
もう、時効なので、いいかなーと思って。(笑)
全然大した話じゃないので、期待なさらずにね。(笑)
バスの運転手というのは、退屈な仕事でして。(笑)
そんなこと言ったら、今のバスの運転手さんに
怒られそうなんですけど。(笑)
決められた始発から終点まで、
「いったーり、きたーり。」(笑)
うまく、退屈しないように、経由が違う便とか、入れてくれるんですけど。
忍耐のいる仕事なんですね。(笑)
路線はやはり、運転手全員が頭に入ってますよ!
もちろんです!
建物や、景色や、
お客さんも、覚えてくるんですね。(笑)
道路の「表面事情」まで、わかるんですよ!(笑)
休憩時間などで、運転手同士でいろんな話をします。
もちろん、
「あそこ工事してるから、気をつけてね!」
「どこそこの曲がったとこ、デコボコひどいからヤバイよ!」
「あそこの家の前の、ガレージの前の縁石
のぼるやつ。あれ、接触したらパンクするよ」
(笑)
そんなことまで、言ってましたね!
また、雨が降ったら、どのへんに「水たまり」ができるのかも、大体頭に入ってるんですよ。
(笑)
道路の端の水たまりは、「大型バス」ですからね!
そのまま、水たまりに入ると、歩道を歩いている歩行者に、水がかかってしまうんですね。
そりゃ歩行者の人も怒って電話してきます。(笑)
中でも、
運転手の間でも、「あそこの水たまりはヤベェ」というくらいの「水たまり発生場所」があったんですね。
方向指示器をだして、隣の車線にまたがらなくては、いけないくらい。(笑)
そこだけは、雨の日は、みんな慎重に行ってたみたいなんです。

それは、もちろん僕もです。

ところが、その場所があたらしく、工事現場になって、建物が立ち始めたんですね。
かなり大きめの建物だったんです。
マンションだったかなぁー。
それだけ、大がかりな工事現場ですから、
工事用の大型車両がひっきりなしに出入りするようになったんですね。
つまり、
我々が通る路線バスの路線上、道路に
大型車両が出入りするようになったんです。
だいたい、そういった工事現場というのは、
事故があってはいけないので、工事現場の
出入口に、必ず、
「車両を誘導する警備員さん」
が、いらっしゃるんです。
だから、
だいたいは、どこでも
「まって、まってー!バスがきたよー!
アレがいったらいきましょー!
ハイ!通過しましたー!オーライ!オーライ!」のような、感じで
「問題」は「一切無い」

「はずなんですが!」

その時の、そこの警備員さん、
「慣れてない感じ」では、なかったんですね。「初めてなのでよくわかりませーん」という
動きは、なかったんですよ(笑)

僕が、
普通にバスを運転して、そこを通過する
「前」に「工事用車両の大型ダンプ」を
誘導するんです!
ダンプの方はわからないですよ。「誘導」に
まかせてる訳ですから!

「びっくりしましてね!」

これは「バスだから」とか「優先だから」とか
一切関係なく、「今出すかーっ!!」
ぐらいの勢いで、出すんですね!(笑)
ものすごく
「タイミングの悪い誘導」をする訳ですよ!

もう、「急ブレーキ」ですよ!

あっけに取られて、警備員さん見たら、
もう、何もなかったかのように、「背中」向けてるんですね。
「まじか、このおっさん!!」
でも、
お客さん乗ってるのでキレる訳にはいかないし、お客さんが何もなかったら、気持ち切り替えて、前にいくしかないんですよ。
運転手も人間ですからね!それからは、終点まで「モヤモヤ」する訳ですよ。(笑)

会社に帰って、「運転手同士の話」で、
もちろんしましたよ!

ところが!

後輩や、同僚も同じこと言ってるんですね!
「あそこの警備員ヤバくないっすか?!」
とか、言ってるんですよ!

もう、驚きですよ!

「そうか、わかった。」


その年は、例年になく、「雨」が多い時期で、
「長雨」が多かったんです。(笑)
そこの工事現場の前は「池か?」というくらい
大きな水たまりができていたんです。(笑)
雨がやんでも、「3日」は水が引かないくらいでした。(笑)

工事現場の人、警備員などは、
「工事用の雨合羽」着てまで、仕事してらっしゃるんですね。(笑)


次、僕がそこを通る時ですよ。(笑)
「雨」はしっかり、降っていました。(笑)
「警備員さん」は出入口に立ってる訳ですよ。(笑)
「顔」もしっかり覚えているので。(笑)
「プロ」ですからね。(笑)(そこでか)

もう、その時は
スターウォーズで「Xウイング」に乗り込み、「デス・スター」を破壊しに行く
「ルーク・スカイウォーカー」の心境ですよ!(笑)

「左、路側帯まで完全に寄せる!」
「ターゲット、ロックオン!」
「民間人無し!」
「社速(会社の規定の最高速度)60キロ全開!」
「ギア、トップに入りました!」
「死んでもハンドルだけは、ブレさせるな!」


「馬七!フォースだ!フォースを使え!!」


「オビワン・ケノビの言葉」が頭によぎった
その時!!!


(※著者の意向により、詳細の文章は割愛させていただきます。)(笑)



「✨✨💖スプラッシュ・
          マウンテ〜ン💖✨✨」
(笑)


「雨水」なのに「ホワイト・アウト」
みたいな(笑)(充分わかるわ)

「雨合羽」おそらく「無意味」なくらい。(笑)

会社に帰って、これは、誤解のないよう申し上げておきますが、「あくまで」運転手同士の
申し送り、というか、安全のための日常の勤務報告ですので。
「そういうことが、あったんや。
くれぐれも、
民間人の犠牲者は出さんように!」
(指令だしとるがな)(笑)

それからは、そこをバスが通るたんびに、

「✨✨💖スプラッシュ・
          マウンテ〜ン💖✨✨」

「✨✨💖スプラッシュ・
          マウンテ〜ン💖✨✨」

「✨✨💖スプラッシュ・
          マウンテ〜ン💖✨✨」

な、ものですから。(笑)


それ以来、その警備員さんの
「タイミングの悪い誘導」は一切なくなりました!(笑)








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