【今井孝著】誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方【要約・感想】
今回は、書籍の要約・感想を記事にします。
ご紹介するのは、今井孝さん著する「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方」です。中田敦彦さんもYouTubeにて、レビューされています。
現在、様々な働き方がある中で、本業ひとつでやっている方が大多数だと思います。私もその1人です。
本書を手に取ったのは、本業だけではなく、副業に興味があり、副業に挑戦するにあたって、何か参考になる知識やヒントを探していたからです。
また、自分には、お金を生み出せるようなものがあるのだろうか?とずっと疑問があり、いつまでも考えるだけで答えが見つからなかったので、本書のタイトルに惹かれて、読ませていただきました。
感想
本書の読んで率直に感じたことは、「自分は、お金に関する正しい知識を全くもっていなかったんだな」「お金を生み出すにあたって、多くの思い違いをしていたんだな」ということです。
お金に関する思い込みや、お金を生み出すにあたっての誤解をわかりやすく平易な言葉で解説していくので、とても理解のしやすい内容になっていました。
個人的に、1番腹落ちしたのは、自分には何もないと思っている人でも、ビジネス・商売にできる何かを必ず持ち合わせている、ということです。
「結局自分には何もないから、自分の力でお金を生み出すなんて出来っこない」という思い込みが解消された気がして、読んでよかったと思えた一冊です。
本書の中で、大事だと思う箇所を抜粋して、お伝えしていきます。
お金の正しい知識とは?
開業や、副業するにしても、大前提となるお金に関する思い込み・誤解を解消する必要があり、その前提を理解した上で、お金の正しい知識を知ることが大切だといいます。
ごく普通のサラリーマンである自分には、お金なんて生み出せるわけがないという誤解
実際にお金を生み出している人の多くは、特に何も取り柄のない人たちだそうです。
ごく普通の一般的な主婦や、システムエンジニア、ライターなどが年間で数千万といった収益を得るに至った経緯や、理由を解説しています。
この方たちも、やはり、初めは思い込みや先入観に囚われており、その誤解を解くことで、収益を伸ばしていったといいます。
その思い込みは、「お金が受け取れない」ということです。取り柄のない自分なんて、金銭を受け取るに値しないと思ってしまっている、ということです。
あーなるほど!、と感じた部分をふたつ取り上げます。
一つは、自分は誰かに価値を与えるようなサービス・商品はもっていない、という誤解です。
多くの人は外部に目を向け、自分の中にあるものを探そうとしません。何もない人なんてのは、著者自身いまだに出会ったことはないそうです。後述しますが、視点を変えることで、自分の中にある些細なスキルのようなものでも、アピールポイントを変えることで、収益を生み出せるということです。
もう一つは、画期的であり、斬新なアイデアであるサービス・商品でないといけない、という誤解です。
本書で収益を上げた例として紹介されている方々は、ごく普通の一般的な職業に従事されている人たちです。突出した学歴があるわけではありません。
人は、感情・欲求を満たすためにお金を使っている
このお話が1番面白いと感じたのですが、人は例外なく、自身の欲求を満たすためにお金を払っているということです。逆にいうと、欲求を作り出すことができれば、お金を生み出すことはできる、と著者はいいます。
例えば、こんなイメージです。
大きく欲求には、3つあります。
人間の本能だといえるこの欲求を意識して、アプローチしていくと、自然と何気ない自分のスキルが商品としの価値が見えてきます。
例えば、筋トレで考えると、このイメージです。
見方を変えると、自分の何でもないようなスキルが、誰かにとって、価値のあるものに変わっていきます。どこかに欲求に照準を合わせるわけですね。
本書では、複数の事例で、実際にどのようにアピールポイントを作り出して、商品化したのかが解説されています。
誰にでもお金を生み出すことはできる
お金を生み出せない人がやりがちな思い込みは前述しましたが、さらにお金を生み出そうとする際にも思い込みが存在するといいます。特に重要だと感じた部分をお伝えします。
それは、全ての人に認められる必要はない、という思い込みです。
当然、全ての人に認められる商品などは存在しないわけです。
本書では、片付けという日常的なスキルに、コンサルティングを掛け合わせたものが例に解説してあります。そのようなスキルであっても、視点を工夫すれば、必要としている人が必ず存在するといいます。
1000人に1人でも評価する人がいれば、日本全体で見ると、単純計算で10万人いる計算になります。SNSなどのインターネットを使えば、多くの人にリーチできるわけです。
全員に評価される必要はなく、わずかな人にでも刺さる商品・サービスを自分のスキルから生み出すことができれば、十分に市場もありますし、お金を生み出せる可能性があるというわけですね。
一つずつ手順に沿って、自分の商品を生み出し、収益に変えていく
ただ、やはりどう考えてみても人に価値を与える何かを自分が持っているとは思えない、と感じる方のために、お金を生み出すにあたっての手順が一つずつ解説されています。二つ紹介します。
一つは、居場所をつくる、ということです。同じような思想・ベクトルを持つ環境に身を置くということです。
私の地元にも複数ありますが、レンタルスペースを利用しての副業・起業に関連したイベントであったり、ネット上にも、オンラインサロンや、このnoteであればメンバーシップもあります。
居場所を見つけることで、新たな知見が得られ、メンターといえる人にも出会えるかもしれません。人間の意志は限りなくヘナチョコであるため、まずは第一歩として、環境づくりをする必要があるということですね。
もう一つは、練習を積み重ねる、ということです。つまり、自分の商品やサービスが決まれば、無償で提供を試みるわけです。
経験を積み重ねつつ、都度フィードバックを受けることで、自身の商品をブラッシュアップしていきます。当然、お金を受け取っているものと仮定して、自分にできる限りの価値をクライアントに提供していくわけです。
そうすることで、自分の商品に自信が生まれ、お金を受け取る準備ができるわけですね。
まとめ
本書を読むことで、下記のことがわかります。
副業や、起業などで、自分の商品で商売・ビジネスをやっていきたい!でも、何から手をつけていいのかがわからない、それに自分には何ができるんだろうか?そんなことを悶々と考えてしまう人にとって、まず最初に読むといい本だと思いました。
「お金の生み出し方」の本の紹介でした。
では!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?