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初心忘れるべからず

初心って大事。熟練していくと、すぐ初心を忘れてしまうのも事実。そのうち、初心に戻ること自体が困難になる。

初心って忘れちゃダメだよなーってそんな話し。

世阿弥も言いました。

「初心忘れるべからず。」

もとを辿ると、禅の考え方です。世阿弥は禅と関わりを持っていました

「初心」は、自分自身に対して誠実であるってことです。どんなことがあっても、先入観なく、全力で学ぶことができる状態を意味しています。吸収力MAXの状態です。

「赤ちゃん」の状態が理想です。赤ちゃんは、空っぽ。なんにもありません。無垢で空っぽだからこそ、真心もって、何でも受け入れる態勢が整っているわけです。

大人になるにつれて、真逆の方向にむかいます。経験と知識が増大しますね。すると、煩悩が肥大化します。膨れ上がった煩悩が「慢心」が起こします。

慢心は、偏った価値観を前提に、損得勘定で物事を判断します。それは、学びにおいて、著しく弊害になります。

何が大事なことを秘めていたとしても、受け入れる態勢ができていなければ、見落とします。

ですから、「初心」を忘れないことが大事。どうすればいいか。

それは、初心者の頃にやっていたような行動を日々、忘れずにこなしていくことが重要だと思うんですね。

仕事であれば、部下に対しても、きちんと細めに報連相とったり、プライベートでは、感謝の気持ちや、愛情表現を欠かさずしたり、朝と夜、それから食前食後にきちんと挨拶をする。

当たり前のことを当たり前にする。そうすれば、初心を忘れて、「慢心」が起こることもなくなっていきますね。

そうすれば、いつまでも、真心をもって、学びを得ることができると思いますねー。自戒、以上。

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