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新しい何か ①断捨離

このnoteもそうだけど、
今までやったことがなかった新しい経験。

確実に何かを始めたいのであれば、まずは抱えているものを全部捨ててしまうことだと、この1年で本気で思うようになった。
私が断捨離を始めたのがちょうど1年前なので、記念に書いておこう。
まだ何を始めたいとか考えてすらいなかったころ、引っ越して1年が過ぎても片付いていなかった物置部屋の掃除ついでに、大断捨離を決行。
「何をするか(始めるか)」はわからないけど、「現状を変えたい」という思いだけが漠然と渦巻いてモヤモヤする毎日を過ごしていた。
何とかしたくて本を読み漁ったり、キャリアコーチングを受けたり、大学の恩師に会いに行ったり、神頼みをしてみたりしていた(1年前を思い出すと笑える)。
でもそれらは、刺激は得られるものの、具体的に自分の目の前の景色が変わるわけではなく、何かが変わっているという実感も得られなかったので、とりあえず景色を変えてみようと思い、断捨離してみることにした。
満足いくまでに1か月を費やし、そこから更に少しずつ物を手放した。

Lineの連絡先やメールデータ、使わないアプリなど、モノだけでなくデータも消していって、そして遂には仕事も辞めてしまった。
いらないものがなくなると、スッキリする以上に新たに何かを容れる空白だけが広くなる。物理的にも精神的にも。
そして、今まで不要なものに紐づけて入れていたものを容れなくなった。
仕事関連の書籍やネットニュースなど。

頭もクリアになっているので、純粋に自分が欲しいものだけで自分の時間やメンタル、マインドが再構築されていく。
目から鱗だ。
今まで自分は何をしていたのだろう、何に縛られていたのだろう、なぜあんなに暗いところにいたのだろう、、
と疑問の渦が巻き起こり、
今までの世界に戻れなくなる世界に来た。

人は自分の思考や言動を肯定する情報を集めたがる習性があるらしいが、例に漏れず私もこの1年間、関連するYouTube動画は色々とチェック済。
・ゴミ屋敷の清掃動画
・「8割捨てる」全捨離啓発動画
・整理収納動画
などなど。
(ちなみにどれだけ動画内で宣伝されようと課金はしない。こういうのは
サイレントオーディエンスとかいうのだろうか)

【結果】
・捨てて困ったものはなかった
・むしろ捨てたものに関しては、何を持っていたのかすら思い出せない
・余計なものを買わなくなった
・モノ、ヒト、コトへの「執着心」がなくなった
・すぐ片づける習慣が身に付いた
・ストレスフリーでとにかく快適

しかしこのような結果を得たとしても、日常では次から次へと問題や課題やらが押し寄せてくるし、「あれが気になる」「これをやってみよう」とかの気になるものも出現するので、割とせわしない。
突然の退職→転職、慣れない仕事でのあれこれ、アマゾンの誤配送、「方位取り」という修行、出会いと別れ、風水ブームなどなど、自分でも不思議でたまらない。
でもどんな時でも、心をかき乱されなくなった。

どんなことにも、何かしら必ず意味があるということの信ぴょう性が増してきた。
断捨離にまつわる動画以外では、以前からスピリチュアル系の動画もよく観ている。
うちにはテレビがないので、余暇のお部屋時間は動画観賞か読書かでしかない。
そこで、思っていた以上に自分が引き寄せ体質で、思考は現実化することのエピソードが割とたくさんあることにも気づく。
むしろ中高生の頃は、「思ったことしか現実化しなくてつまらない」「もっとハプニングが起きてくれないかな」と、本気で悩んでいた(その思考も現実化し、その後「ハプニング多発の数年間」に突入する)。
それらのエピソードを書いてみるかは別として、ここ数年間の体験を経て、もっとリラックスして生きていきたいと思うようになった。

なぜそう思っていたのか、「成功」とか「スキルアップ」とか「出世」とかばかり追い求めていて、強迫観念すらあった。
そんなマインドすらも捨て去った今は、本当に幸せを感じる時間が増えた。
前は考えていなかったけど、最近は「自分はどういう人間になりたいか」を考えるようになった。
祖父との別れの影響もある。

たった1年で、割と何もかも変わるし、変えられる。
現状を変えたければ、「断捨離」からだと本気で思うに至った1年間だった。

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