見出し画像

学級掲示 その1


はじめに

みなさんは学級掲示されていますか??
私はよくしています。授業も好きですが、学級掲示も好きです。もはや趣味なのかってくらいです。笑

そこで、学級掲示について書いていこうと思います。

学級掲示

学級掲示とは、ものすごく簡単にいうと「学級内に掲示されるもの」です。
その中でも特に子どもに関係するものを今回は”学級掲示”と呼ぶことにします。
なぜ、学級掲示をするのでしょうか?

私が意図していることは2つあります。
1、子どもが安心できる環境になるという点。
2、子どもの意欲がかきたてられる点。

基本的に学級掲示には子どもが頑張っているものしか貼りません。それを前提において、それぞれ、例を出して考えてみたいと思います。

1、子どもが安心できる環境になるという点。
自身が子どもだとして、初めて子ども部屋をもらえたとします。
みなさんもきっと好きなポスターを貼ったり、グッズを飾ったりと自分好みに部屋をカスタマイズしていくと思います。
つまり、自分の好きで部屋を満たしていくわけです。理由はたくさんあると思いますが、「落ち着きたいから」や「楽しい気持ちになりたいから」などがあると思います。
それと似たような感じです。
自分たちの居場所である教室が自分たちの頑張りが表れている掲示物で満たされていったらどうでしょうか?
「僕・私の居場所はここでいいんだ。」となると思います。

2、子どもの意欲がかきたてられる点。
前提として話しましたが、学級掲示には子どもが頑張っているものしか貼られていません。
私が直接子どもたちを称賛することもあります。人から認められると嬉しいものですよね。
学級掲示は子どもたちの頑張りが表れたものです。つまり、教室内には常に子どもたちの頑張りが目に見える形で掲示されているということです。
家庭で、職場で、習い事で、どの場でも構いません。ふと見たものに自分の頑張りが載ってある。
やる気になりませんか?
私は単純なので、やる気になります。笑 いっちょやったるか!という感じです。

今回は特に1、子どもが安心できる環境になるという点。を意図した学級掲示を紹介します。

学級写真

簡単です。「学級写真」=「学級に貼る写真」です。
やりかたは至ってシンプル。
子どもの様子を写真に撮って印刷して貼るだけです。
とっても簡単。
#あらやだ奥さん

掲示する写真は何でも大丈夫です。私の場合は記念日(学級スタート日)や学校行事、価値づけたいことなどです。

今年度1年間通して行ってみて、感じたメリットをまとめたいと思います。

メリット1

子どもが楽しみにしてくれる。
4月の段階で子どもたちに次のように伝えます。
「これからみんなの頑張りをたくさん写真で残していくよ。その写真は後ろにどんどん飾っていくからね。」と。
そうすると、子どもたちは後ろに写真が飾られるたびにどんな写真なのか気にするようになります。
また、自分は写っているかな?友達は写っているかな?と他者への意識ももち始めます。
「次はどんな写真だろうね。」という声がよく聞こえてきました。

メリット2

子どもの価値づけができる。
これは、担任の先生が価値づけしたいと思ったことや学級に広まってほしいことなど写真で切り取る場面は何でもOKです。
私の場合は、雨の日の遊び方や教室外での待ち方、授業中の交流や給食の食べ方などです。
「あ、なんかいいな!」と思ったらとりあえず写真に残します。もちろん意図して撮るときもあります。
個人的には指導していないときの写真がおすすめです。子どもたちが当たり前のようにできている素敵な行動を写真を通して価値づけができます。

メリット3

学習の材になる。
学年や教科にもよりますが、学習の材料になることがあります。国語の書くこと単元や生活科の自分を振り返る単元、また、学年末の1年間を振り返るときなどです。
子どもたちの普段の生活を写真に残しているわけですので、子どもたちにとったら、「自分事」になれる教材ですよね。

メリット4

保護者に普段の子どもの様子を知ってもらえる。
学級写真は子どもたちの何気ない1シーンを撮っています。
普段のリアルな姿の子どもたちです。授業参観の時とはまた一味違った子どもの姿が見れるわけです。
保護者の方には保護者会や個人面談などで紹介しています。

メリット5

なにより担任が一番楽しい!

給食おいしく食べてます!

この写真を貼ったら子どもたちはどんな表情になるのかなと考えながら学級写真を作っている時がとても楽しいです。

気を付けていること

とにかく1つです。
全員が映るようにすることです。
全員の顔ではありません。全員の頭です。(変な表現ですいません。)
子どものリアルを撮っているので、全員が前を向いていたら逆におかしいですよね。
ただ、写ってない子がいるとやっぱり悲しいですよね。
全員が映るようにすること。これに関してはとても意識して写真を撮っています。

最後に

冒頭でもお伝えした通り、もはやこれは私の趣味です。笑
なので、他学級に「揃えて」なんて言うつもりは毛頭ありません。
もちろん事前に学級写真をやりたい旨と学級写真の説明は他クラスにします。
保護者の方にも、これは私の趣味です。と伝えています。
子どものすてきを表現する手段は他にいくらでもあると思います。私は学級掲示だというだけです。
これが先生の負担になってしまっては本末転倒です。
楽しいからこそ続けられます。

本日も読んでくださりありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

学年末 34枚の学級写真

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?