普通酒は美味しい


【広島県神石郡神石高原町 神雷 三輪酒造】

昨夜の晩酌はワンカップの普通酒

普通酒には醸造アルコールが入っており、
独特の舌に残る感じと甘い味がする

醸造アルコールが苦手な人は身近にもいるし、
酒友達にも何人もいる

ある本に書いてあったが、
純米酒は素晴らしく、普通酒は熱燗にしてようやく飲めると
醸造アルコールが苦手な人には敬遠されてしまうものなのかもしれない

しかし、ディプロマの授業であき先生から
醸造アルコールは日本酒の品質を安定させる役割があり、
日本酒には欠かせないものだと教わった

それ以来、本醸造も普通酒も何でも先入観なく飲むようになった

話はここからが本題

神雷での仕事に瓶詰め、パック詰めがある

タンク貯蔵されているお酒を瓶やパックに入れて
キャップを締め、ラベルを貼り店出しや納品出来るようにする仕事

先日、普通酒をパック詰めする時、
お酒を温めている時に辺りが甘くていい香りがした
お酒の温度は約60度

この香りなら間違いなく美味しいだろう
美味しくなる鍵はお酒を温める温度にあったのかと思う

帰宅後、レンジで温めると熱すぎたので少し冷まして頂く

甘くてうま~
そして熱燗は体を温めてくれる
繊細な香りや奥深くに隠れた味がというより
お酒を味わえて楽しめました
つまみは焼き鳥(皮)のタレ
普通酒の甘さとタレの濃い味付けがよく合っていました

酔いが普段よりも早くまわったことも付け加えておこう

翌日、この話を社長にすると

普通酒には柴漬けの様な家庭の味わいがあって
飲むとホッとするのかもね
あと、これからの季節にはとてもいいよ

とのことでした

普通酒は美味しいと思う
蔵で働かなかったら気付かなかっただろう

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