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『万葉社会史の研究』塙書房

万葉社会史の研究  藤井 一二 著

大伴家持の国守5年間・歌作220余首が彩る「高志国」を舞台に、万葉集・正倉院文書・東大寺開田図 等を駆使し、大伴家持と地方行政、万葉集にみる村、海浜遺跡と文字資料の検証から、「大伴家持の 時代と社会」における、多様で動的な地域史像を描出する。
第一部   高志国と万葉風土   
第二部   大伴家持と万葉社会      
第三部   唐・渤海王国と天平時代                        ※計12編
A5判・344頁・函入り上製  2024年5月発行
定価 11,000 円 (本体10,000 円+税)  ISBN 978-4-8273-1352-9
発売日 2024/05
 
「‥本書は、私自身が「記録に残したい論文」を収載したにすぎないのであるが、それは画家が晩年の回顧展に初期の作品を含めて展示し、その画集を刊行するのに似る。いま、心身の維持が叶い今日まで紡いできた作品を一書に結び繋ぐことができることに深い感慨を覚えている」(後章―あゆみと執筆 から)