父の死に際に言っていたUFO🛸の話


父を2年前に実家で看取ったが

末期の癌で既に何も食べられなくなっており

点滴と僅かな水分でその時を待つだけになっていた

見ている家族も緊迫した空気になっていた

そんな時起きたちょっと和む出来事を

思い出したのでちょっと書いてみる

実はあまりキレいとは言えない話だ

排便に関することだ

父はもう口から固形物を

殆ど入れていないのだが

やっぱり生きてる限り人間は

定期的に排便を催すようで

本人的には気持ちよく排便をしたい気持ちで

横になりながらいきむのだが

どうしても気持ちよく出ない

出るものもないからもっともだけど

スッキリしないもどかしさが

ずっと付きまとっていた様で

ある時僅かに出た時に

父はこんな事を言っていた

寝てる時にUFO🛸に乗った宇宙人が

遥か遠い宇宙からやってきて

俺の近くで円盤から降りて

肛門をピュッと押すんだよ〜

そうすると急に出たくなるんだ

と、、

もともと読書好き、SF好きな父なので

子供のような無邪気な顔をして笑いながら

言っていた

私はマジもんで宇宙人👽を信じているので

あー来てくれたんだ〜と

ありがたい気持ちで一杯になった

多分魂は既に死を知っていて

父の意識はもうその頃には

3次元から5次元領域を

行ったり来たりしていたのではないかと

思った

私は

順調に虹を🌈渡る準備が整っているんだなと

その話しは私をとても安心させた

それから数日後

朗らかな五月晴れの日に

父は母親の抱いた愛犬のしっぽを掴んで

笑っていたなぁ

と、思った次の瞬間に

息はもう無くなっていた。。

あまりに安らかだった


肛門をプッシュしてくれた

優しくて愉快な宇宙人達に

きっと導かれたに違いない

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