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40代独身狂う説

アラフォーバツイチのさくらです。

最近、「これが40代独身狂う説」か?と思う事例が立て続けにあったためシェアします。

症例1
バーのマスター
42歳 バツナシ未婚 10年は彼女なし
堀の深いイケメン
ワーカーホリック

私が10年通ってるバーのマスター。当初は雇われ店長でしたが、オーナーから店を買い取り独立。当時はやる気に満ち溢れ、定休日なしで営業し、常連が「倒れるよ?」と心配するワーカーホリックぶりを発揮。

コロナ禍の休業中はUber Eatsの配達員をしながら乗り越えた。

マスターのクセが強いからか?そもそもバーで働こうとする層に社会性が不足してる人が多いからか?スタッフがなかなか定着しないため、1人で営業していることが多い。

先日、超久しぶりに来店したところ、

マスター「代わり映えしない毎日ですよ。」

と目に光がなかった。

症例2
焼き鳥屋の大将
40代 結婚歴不明 未婚
桐谷健太似

調理、配膳、洗い物、会計まで大将がすべて1人でこなす。ゆえに大将の目が届く範囲の席数のこじんまりしたお店。

私が数年前まで頻繁に来店していた時には、愛想が良い大将だなーっという印象だった。

先日、数年振りに来店したのだが、見た瞬間に「あれ?店長、ちょっと病んだ?」と感じた。何というか目付きが淀んでる。

それが確信に変わったのが、メニューを見たとき。明らかにメニューが減っている。サイドメニュー的な揚げ物や〆などの手間が増えそうなものがごっそりない。

さらにメニュー表に

ここは酒と焼き鳥を楽しむ処

  • 酒を飲まない奴

  • 食べない奴

  • 体調悪い奴

  • 偉そうな奴

全部、お断り!

と書かれていた。前はこんなん書いてなかったのにな。。。

気持ちは分かるが「酒を飲まない奴お断り」は攻めている。法的に応接義務があるし、メンヘラ断ってたらキリがない病院勤務としては、嫌な客を断れるのは羨ましい限りだが。

自分の店を持ってるなんて、普通の会社員と比べたら
まだやる気を持続しやすいし、狂いにくいんでは?と思うけど、

やっぱね。それでも、

仕事だけだと40代で狂うんだよ。

20代では「自分の店を持つぞ!」と目をキラキラさせ、仕事に打ち込みスキルアップし、貯金も頑張る。

30代では夢が叶い自分の店を持てた。「軌道に乗せるぞ!」と気合いが入り、遮二無二頑張る。

40代になると、良い意味でも悪い意味でも経験値が溜まり、ある程度、通常運転でもこなせてしまうし、頑張っても「だいたいこのくらいだな」が見えると思う。

自分の時間も店のキャパも大枠は決まってるから、そこから売り上げを倍増させるとかはできない。今後の売り上げの見通しも、その結果得られる生活水準も、

見切った。

であろう。

「お客様の笑顔のため」「お客様が喜んでくれたことが生き甲斐」と言ったって、結局は赤の他人だし、あるとき急に来なくなって別の店の常連になったりするもんだ。お客に人生をフルコミットするのは重すぎる。

結婚して子供がいたら違うぞ。

子供の成長というコンテンツがあれば、人は人生に飽きずに暇潰しできる。

  • 初めて歩いた

  • 小学校の入学式でランドセル姿を一眼レフで撮ろう

  • 中学の運動会を見に行こう

  • 高校受験に合格したお祝いにレストランへ行こう

  • 成人式の着物を買おう

  • 結婚の挨拶に来るから家を掃除しなきゃ

これにさらには孫の成長まで見守れるかもしれない。

子供がいると、老いるのも怖くなくなる。

「娘ももう高校生か。そら俺もオッサンになるよな。」とすんなり受け入れられる。俺が失っていく若さを、子供が受け継いでいるから、何も焦らないし、惜しくない。

必死に若作りしたり、「俺って若く見られるんだよね」とかサムイことを言わなくて良い。

40代で狂ったら、その後の人生、長いで?

どんなにお店を繁盛させても、誰も継いでくれなかったらいつか終わってしまうし、仕事で出世しても、定年退職すれば翌日にはリセットだ。

私は絶対に仕事以外の生き甲斐を見いだしておくべきと考えている。死ぬ間際に「もっと働きたかった…」と思うわけないのだから。

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