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欲幽き者のセレナーデ

深夜3時に私が突拍子のないストーリーをあげても何も反応を遣さないひと。
社会の枠から少し外れた私の普通を「ほえ〜、そうなん?」さもどうでも良いと言うようにかわしてくれるひと。
「睡眠薬、そろそろきれてねえ?一緒に薬局行こうか」って、「今日の晩飯何すっか〜。買い物行こうぜ」ぐらいのテンションで。
薬だ〜薬で解決〜。
オブラートというものはハナからかなぐり捨てて、極限まで大雑把でいて。脳筋でいて。喫煙者なら尚良し。無遠慮に、ふうっと煙を吹きかけて私をヤニくさくしてくれ。

昼は別々に過ごそう。互いの生活がある。
太陽の上がっている時間は、各々が自由に。

でも夕闇が迫る頃には、ふといつの間にか隣にいて欲しい。

寂しさと欠如を認め合う存在を切に欲する私は、欲幽き人間。

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