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鶏むね肉のひき肉は必ず買います

買い物に行く店はいくつかある。その店でなければ買えない商品があるから、1つに決めることはできない。
その中で鶏むね肉のひき肉を売っている店があり、この店に寄った時は必ず買うことにしている。他の店だと、鶏もも肉のひき肉(もしくはミックス)になってしまうからだ。しかもとってもお安い。

鶏むね肉のひき肉は脂が少なく、バサバサしてしまう。肉団子などにすると、ヘルシーな感じというか、ちょっと残念な感じだ。
しかし、脂が少ないことで生きる料理がある。だから買う。

大学の懐かし鶏そぼろ弁当が食べたい

大学時代、学食にはお世話になった。日によってはテーブルが満杯で坐れないこともあったが、そんな時は弁当を買って外で食べることにしていた。友達と芝生に座って食べたり、講義室に入り込んでおしゃべりしながら食べたりしたものだ。
定番は鶏そぼろ弁当だった。

ご飯の上に、鶏そぼろと薄く切った鶏もも肉が敷き詰められ、隅に紅生姜があった(と記憶している)。あっさりとした鶏そぼろがとても美味しかった。大学卒業後もあの味が懐かしく、再現したくなった。

母もそぼろが好きでよく作る。豚のひき肉をいためて味付けし、豆板醤などをいれる。美味しいけれど、鶏そぼろも作ってみたい。同じように作ってみた。

ところが、なかなかうまくいかない。一番の問題は、作った時は美味しそうでも、職場につく頃には冷めて脂が固まっているということだった。そうならないように脂をとりのぞくとバサバサになった。あーでもない、こーでもないといろいろ試していた頃、坂本廣子さんのレシピを何かの雑誌で見て、「こうかあ」となった。そこから私流のアレンジをして現在に至る。

最大のポイントは鶏むね肉を使うことと、火を通す前に調味料とよく混ぜることである。

材料 鶏むね肉のひき肉 400g
   すりおろししょうが 適量
   しょうゆ     大4
   みりん      大4
   *材料100gあたり大1と覚える。

作り方 上記材料を鍋に入れよーく混ぜる。
    火にかけてずっと混ぜ続ける。
    ある程度水分がとぶと出来上がり。
    *水気を全部とばさないこと。
                    バサバサになります。
    *冷えた時のプルプルもおいしい。
    *鶏むね肉なので、冷えても
                     脂は気になりません。

これを作っておくと、朝食のお供になる。そぼろ弁当もできる。
かぼちゃやさといも、大根などとあわせてそぼろあんかけを
作ることもできる。
子どもたちにも作り方を教えている。

最近、例のスーパーは鶏むね肉のひき肉をあまり売らなくなってきた。
他の肉とミックスになっている。
スーパーさん、鶏むね肉のひき肉をこれからも売ってください。


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