【今期本命】『Believe-君にかける橋-』第1話観ましたー。(ネタバレあり)
はじめに
過去録で、テレビ朝日開局65周年記念木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』第1話、ようやく視聴完了致しました。
今期は日曜劇場『アンチヒーロー』、連続テレビ小説『虎に翼』、亀梨和也さん石原さとみさん主演の『Destiny』、金曜ナイトドラマ『JKと六法全書』など、法曹系の面白いドラマが多く放送されているので、それらを優先して後回しにしてしまっていました。
しかし鑑賞し終えたところ、第1話の時点で内容的に今期ナンバーワンになるであろう作品に思えました。出演俳優も、主演のキムタクこと木村拓哉さんはじめ、天海祐希さん、北王路欣也さん、小日向文世さん、斎藤工さん、上川隆也さん、竹内涼真さん、一ノ瀬ワタルさんなど主役級の豪華俳優陣となっています。
木村拓哉さんと北王路欣也さんが共演されていることから、個人的には2007年の名作ドラマ『華麗なる一族』(原作:山口豊子さん)を思い出しました。
次回放送(↓5/2夜9時)が待ちきれません!第1話の内容と感想等軽く綴っていきたいと思います。
第1話のあらすじ(ネタバレあり)
”生きるため、俺は誰を信じるのかー”
橋づくりに情熱を燃やす大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部長・狩山陸(木村拓哉さん)は、東京都が心血を注ぐ一大プロジェクトに従事していました。多くの人の夢を乗せた「龍神大橋」を完成させるため、数年にわたる奮闘の日々を送ってきました。
ところがある日、龍神大橋の建設現場で、大人数を巻き込む事故が発生し、龍神大橋は崩落してしまいます。
一体なぜ、こんな大惨事が起こってしまってしまったのでしょうか。万全の注意を払って橋を設計した狩山が言葉を失う中、事故で瀕死の重傷を負った現場の工事責任者は「すいません…」と、血塗れで涙ながらに狩山に謝罪をして、その場で息を引き取りました。
後日、狩山が工事責任者の部下に探りを入れると、手渡された資料から、工事責任者の会社は多額の負債を抱えており、龍神大橋のワイヤーを強度が通常の半分以下の海外製のものに差し替え、それで得た差額を負債の返済に充てていました。
つまり、龍神大橋の崩落は事故ではなく人災だったことが判明します。
狩山はその資料をもって警察に駆け込もうとしますが、帝和建設社長の磯田典孝(小日向文世さん)から思いとどまるよう懇願されます。「事故であれば不可抗力の不幸として弁解できるが、金のための隠蔽で発生した人災だったと公表したら会社が受けるダメージは計り知れない。社員8000人が路頭に迷うことになる。どうか、我々を救ってくれ」と言って、社長は頭を下げました。
狩山は、自分の設計変更のせいで龍神大橋の崩落が発生したことにされるのには耐え難い苦痛を覚えましたが、日頃世話になってる磯田社長に切実な嘆願を受けたこと、現場の人間を信頼し現場任せにして不正を見抜けなかったこと、自分が設計責任者の立場であること、裁判で刑事責任を問われてもおそらく執行猶予がつく公算が高いこと、などの理由で渋々承諾しました。
しかし、いざ裁判が行われると狩山は懲役1年6か月の実刑判決を下され確定してしまいます。信頼できる狩山の部下は海外へ飛ばされ、磯田社長は知らん顔を決め込みます。
それでも、前向きに懲役をこなす狩山ですが、ある日面会に訪れた妻・玲子(天海祐希さん)に「私はガンで、あなたが出所してくるころにはもうこの世にはいない可能性が高い。これで会うのは最期になると思う。もう面会には来ない」と伝えられます。
唐突な告白に困惑し、現実を受け入れられず抗議する狩山ですが、玲子は「夫婦には決して見逃してはいけない瞬間がある。あなたはそれに気づかなかった。残念だったわ」と言い残して帰っていきました。
大人しく刑に服しているわけにはいかなくなった狩山は、「もう二度と嘘はつかない。今度は君と一緒に橋を渡る」と、玲子に手紙をしたためるのでした。
感想
視聴し始めて最初の段階では、大手ゼネコンの人災処理に関する不正と不義理を巡る政治的なドラマの話なのだろうな…と思っていたのですが、第1話を最後まで観終わると、夫婦のあり方の展開を軸に描かれるドラマな予感がいたしました。
作中、狩山が「俺がやったことは誰かを助けたんじゃなくて、真実を隠蔽しただけだったんだ」と、悔悟するシーンは非常に印象に残りました。
いい人ほど犠牲者になりがちな世の中ですが、上司がいい人だからこそたとえ不満があっても部下は黙ってついていくのだと思います。それが男の世界ですね。
ただ、その視点では妻がまったく考慮されていません。第1話からそんな反省を感じる神回でした。次回が大変に楽しみです。ここまでお読みいただきありがとうございました。
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