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もうすぐ死にます全話視聴完了しました(ネタバレなし)

 prime videoで『もうすぐ死にます』視聴完了しました。内容的には、大企業の就活最終面接に向かう男子大学生が、目の前で車に轢かれた人を助けたところ面接に遅刻し、それをきっかけに7年に渡るバイトしながらの就職浪人生活を送ることになり、最後付き合ってた彼女に振られて自殺してしまうところから始まる話です。
 自殺後、主人公は冥界的な場所で番人の女性に「自らが犯した罪を償え。12回転生して地獄の苦しみを味わうことがお前の贖罪だ」と言われます。
 この物語がほかの転生モノと異なるのは、1から人生をやり直すのではなく、もうすぐ死ぬ運命にある他人の体を乗っ取る形で転生する点です。

 1stシーズンは自分が死んだあとの彼女の様子を探り、生前の心残りを断ち切ろうとする話がメインで、2ndシーズンでは復讐劇と作者がこの作品で何が言いたかったのかが表現されます。
 詳しいネタバレは避けますが、近年の転生モノの作品の中では傑作でした。これから視聴される方は最後どうなるか?を予想しながら見ていただきたく思います^^

個人的な評価
ストーリー A
構成    A-
俳優    A+
脚本    A 
音楽    B

S→人生に深く刻まれる満足
A→大変によかった
B→よかった
C→個人的にイマイチ

 内容は『もうすぐ死にます』とは全然違うのですが、タイトルの印象が似てるという理由で三島由紀夫の小説が原作のドラマ『命売ります』も貼っておきます。原作小説だと、順風満帆な人生を送る主人公がパチンコをやっていたところ、突如として統合失調症と思われる症状を発症し、人生に現実味や幸福感を感じられなくなり、会社を辞めて”LIFE FOR SALE”という看板を掲げて廃墟で何でも屋(生の実感を取り戻すべく命に危険が及ぶような仕事ばっかり請け負う)を始める話です。
 ドラマだと映像化するには困難な描写が多いせいか、だいぶ違う話になっていますね^^;もうすぐ死にますとは、対極の物語かもしれません。


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