見出し画像

大河ドラマ【光る君へ】第二話観ましたー。

あらすじ

 第二話は、母の死から6年経ちまひろ(紫式部)が成人の儀を受けるところから始まりました。

 母の事件をきっかけにまひろは父・為時は口をきかず不仲になっており、恋文の代筆業に精を出す生活を送っていました。
 それは、現実で自分の気持ちを押し殺して暮らしているので、他人の心境になり切って手紙をしたためているときだけが心が安らげるという動機からでした。
 紫式部の創作の入り口が恋文の代筆だったことを知ると、ヴァイオレットエヴァーガーデンが連想されますね。

 一方、三郎も成人し名を道長として官職を得て、宮仕えが始まりました。さらに、道長の姉・詮子が円融天皇との間に皇子をもうけましたが、帝は詮子の父・兼家のこれ以上の権力拡大を警戒して、詮子を遠ざけています。

 兼家は帝の寵愛が詮子から離れていることを知ると、詮子に対し中宮(皇后)を目指さず東三条院となるべきと伝えます。それは、皇子を人質に権力強化を目指す目論見からでした。
 そして、死なない程度の毒を盛って弱らせ、円融天皇を退位に追い込む計画を思いつき、その実行を道長の兄で二男・道兼に命じます。

 道兼はなぜ自分がそのような汚れ役を引き受けなければならないのかと抵抗しますが、6年前に道兼がまひろの母にした所業を知っていること、そしてその隠蔽工作に関し父が全面的に手を汚したことを告白され、為す術なく従うことになります。

 次第に弱りゆく円融天皇ですが、ロバート秋山さん演じる帝の側近・藤原実資に異変を察知されます。もし、円融天皇が逝去あるいは退位された場合、次の天皇は師貞親王になります。
 師貞親王は母子双方に手を出した房事を周囲に得意気に語るなど問題のある人物として距離を置かれていて、まひろの父・為時だけが指南役として信頼を得ています。

 師貞親王は帝に即位した場合、自分を見放さずに忠義を尽くしてくれた為時に式部丞の官職を与えることを約束します。
 内裏を巡る政争と、これからまひろと道長がどのように関わっていくのか、楽しみな終わり方でした。
 

今回の見所

 ①ロバート秋山さんの演技が、役者と芸人のいいところをとった感じの芝居でよかったです。

「正直言って右大臣様(兼家)は好きではないが正しかった!好きではないがな!」

②まひろが代筆業の代筆業を行うことになる絵師・高辻富小路を三遊亭小遊三師匠が演じている点

代筆と絵を生業にしている絵師・高辻富小路

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?