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メンヘラ、ヤリ目男を断ち切って

 ぜんぶ私が悪かったなんて思わない。ぜんぶ相手が悪かったとも思わない。すべて終わって冷静に思い起こしてみれば、己の心の弱さが引き起こしたことだと、そう結論づけるより他ない。

 元々夢見がちなオタクだった私(30)は、同級生が続々パートナーを見つけ、子どもがいてもまったく不思議のない年齢になっても、いつかありのままの自分を全肯定してくれる王子様がやって来てくれるのだと根拠もなく思っていた。
 どんだけイタかろうとも、それが事実だったのだから仕方があるまい。

 さて、そんなふうに他人をアテにしたことで天誅が下った私、この度はさすがに痛い目を見て生き方そのものを変えねばならぬと反省しもいた。

 今回の男との一件で学んだことは、

 ・はじめにきちんと交際を申し込む
 ・意思表示をしっかりする
 ・自分自身を大事にする

 ざっくり上記3点

はじめにきちんと交際を申し込む

 言われるのを待ってて一生言われなかったのが今回のパターン。言われなければ言え、初めに。それで逃げるような相手なら願い下げじゃ。

意思表示をしっかりする

 されてイヤなことは言え。察してほしいはヤメロ。一生察されないで終わるだけだぞ。それで離れて行くような相手ならそれまでじゃ。

自分自身を大事にする

 これが一番。相手の望みをすべて受け入れて、限界ギリギリまで己をすり減らすことが愛なのか?違うだろ、そんなのは捨てられたくないだけで、献身でも何でもないぞ。


 嫌われたくないとか、捨てられたくないとか、そういう発想に至ってしまう私は何だったんだろう。終わってみれば、なぜそんな無茶をするんだ?と疑問に思うことばかりやっていたように見受けられる。
 好きな気持ちはたしかにあったのだけれど、それによって雑に扱われることを許してはいけなかったのに。
 恋は良くも悪くも盲目だ。

 まぁ相手も相当カスだけどな。遊び相手がほしいだけなら、自分と同じような考え方の女の人と遊んだらよかったのに、なぜガチ恋してる私を相手に選んだんだ?と問いたい。
 気持ち悪いんだよ。自分だけは好かれたかったのか?あるいは好かれていた方が何でも言うことを聞くとでも思っていたのか?
 何にせよ、コイツが自分にとって都合のいい穴を探していたという事実にはかわりない。

 そこにまんまと引っかかった私。だけど私も大概なんだ、もしかしたらコイツよりももっとクズ。
 というのも、私は私の人生を他人に丸投げしてラクになりたかったからだ。コイツにしあわせにしてもらいたかったのだ。自分で自分の人生の面倒を見る気など、今年の頭の時点では皆無だったのだ。
 だから、目の前の相手を手放しで信用し、いや、信用に足る相手だと思い込むことで、思考を放棄し、「これでようやっとしあわせになれる」などと身勝手なことを考えていたのだ。

 果たしてクズはどちらか。

 まぁ今回の一件については、己の浅はかさに加え、出会った相手も悪かったと思うしかあるまい。
 そうすることで、忘れてしまいましょう。(絶対忘れない)

 結局は、私もアイツも自分しか愛していなかったのだから、似たもの同士ということよ。クズとクズは惹かれ合うのねぇ〜

 これにて落着!次こそはしあわせになれるルートを目指して頑張りましょう!

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