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【#86】やりたいことはやってるアピールではない
会社に所属しているとしたら、将来あなたが「こんなことしたい」と言ったことに対して、応援しアイディアを出してくれる上司もいるかもしれない。
特に定期面談などでは、こういった話題がでることは多いと思う。
つい最近も、上期面談でこんな話をした人もいるのではないだろうか。
でも、以前にも「だったらこれしてみたらいいよ!」って提案もらったのに、そういえばやってなかったこととかもはや忘れていたことって、意外とない?
もしかしたらそれは、そのアイディアが「準備しなきゃいけないことがあるから」なのかも。
上司の人は、”どうせやるなら、あなたのその前向きなアクションが評価に繋がるよう、わかりやすく行動すること”を推奨してくれているのかもしれない。
きっと、ぜひやってみてほしいって思っているのさ。
そしてしばらくして「どう、あれやってる?」と言われて、ちょっと気まずい思いもした経験がある人もいるかもしれない。
でも、もっと自由にやっちゃっていいと思う、本来は。
応援してくれるポジティブな上司や会社ほど、前向きな取り組みはぜひ皆にもわかる形でやってほしいという期待のあらわれでもあると思うんだけど、やりたいことはそもそもあなたのためなのだから、はたからみて”わかりやすいこと”である必要はないと思うんだよね。
なぜなら、あなたが決めるだけでやれちゃうことって絶対あるから。
なにかをやろうとする時、
・準備をしなくちゃできないことと
・決めたらできること
がある。
例えばあなたが、ゆくゆく若者のキャリア支援に携わっていきたいと思っているとする。
そうすると上司は、「じゃあ今度部下を集めて勉強会を開いてくれよ!困ったらいつでも相談してくれ。」と提案してくれるかもしれない。
もしやるとなったらこれはメンバーの選定、アジェンダやファシリの準備、などなど必要だ。
一方、決めたらできることとは。
例えばチームのメンバーに30分の1on1を入れてみるだけでもいい。
これはやろうと決めなければ機会がないと永遠とやらないけれど、月4人とか決めちゃえば(そこまで今ある予定をやりくりしなくても)、できるはずだ。
あなたにとってのあなたの一歩は、あなたが”決めさえずれば”すぐにできることがいい。
そしたらほんとにやりたいことかどうかもみえてくるから、早ければ早いほうが良い。
決めたらできること。
本腰なんていれなくてもいい。
「誰が見ても、それについてやっているよね」っていうわかりやすい形じゃなくたっていい。
やりたいことはやっているアピールではないのだから。
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