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気づき

高校生になって一年間私の周りは目まぐるしくって心と身体が追いつかないこともあった。

でもそんな混沌とした生活の中で私は、幸せを見つけました。
今は小さいけれど、きっと大きく大きく育つであろう幸せです。

一つ目は、一年間連れ添った友人Yです。
Yはこの一年間こんな不甲斐ない私とずっといてくれたとても優しい友人です。

でも途中から学校を休みがちになってしまいました。
高校受験を落ちたことが彼女の尾を引っ張っていたようです。
きっと今もそうです。
それに惑わせれて彼女は自分を忘れていました。
落ちたって、何かに失敗したってあなたは貴方なのです。
どの道を歩いたって間違いでも失敗でもありません。
あなたが幸せならその道は間違いじゃないのです。
友達もいて、クラスの誰からも嫌われていないのに彼女のどこに失敗があるのでしょう?
私は成功ばかりだと思います。
ただそれを誰かの色眼鏡で見過ぎちゃって、それがテスターだってことに気づいていません。
それは買わなくていいのです。
あなたは裸眼でも綺麗に綺麗なものが見えるのです。
とても素敵で誰もが望むことを彼女は持っているのに彼女自身、気づくのはきっとこの後でしょうね。

みんな色眼鏡をつけたまま腐るか、視力が悪くなって自ずと腐っていくのだから彼女はとてもいい眼をお持ちです。

次は友人Nについて。
彼女は隣のクラスの子。
羨ましいぐらいに才色兼備な子でまぁ我が校の芦田愛菜とでもいいましょうか。
そんな愛菜ちゃんは英語もできる、数学ももちろん、副教科もやりこなす賢い子です。
いやはや私はそれに比べると少し恥ずかしくなっちゃうなぁ。
まぁそれは良しとして、そんな彼女にもちょっとした弱点があります。
それは歯でございました。
神経をとったと言っていて、今思うとそう言えば彼女には珍しく、機嫌が悪い時があったからあの時だったのだなと思います。
私も先日取ってきました。
このまま私のこの生半可な神経も取ってしまえ、だなんて思いながら。
麻酔がきれた瞬間から痛みは消えなくて、ロキソニン飲んだんだけどなぁとちょっと愚痴りたくなりました。

手術中、私は担当医に怯えていました。
なんかちょっとサイコパスっぽくて怖かった。
前の担当の先生に変わらないかなぁと思っていたら、神経摘出手術になり、愛菜ちゃんの神経の話を思い出しました。

あぁ、彼女はこんな痛みに耐えていたのだなと。
本当にその時彼女と友達でいてよかったと思いました。
痛みを分かち合える友がいるなんてとても幸せな話です。

最後は、こんなにいい人に沢山出会えたという幸せです。

ただそれだけ、それだけで胸がいっぱいです。

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