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悔しくて涙が出た話

こんばんは。
最近、勉強に全力投球をしているドロシーです。

全力で何かを、好きなことを、やりたいことをするのって楽しい。

そしてそれが絶対に叶えたい夢のためならなおさらです。

でも夢ってその人にとってとても大きな壁であることが多いです。

誰かにとっては簡単なことだとしても、その人にとっては大きな大きな壁です。

私は今、壁を何度も登ろうとして、失敗して、ひどい時は登る力さえもない時があります。

挫折や失敗ばかりが私を取り巻いていきます。

今日の話は、そんな登る力がない私が引き起こした補習の話です。

私は本当に当時、小テストの勉強がしたくなかった。それで勉強をやらなかった。

そしたらやっぱり補習くらっちゃった。

それも私はその補習を軽く見ていた。

"ま、どうせ話聞いておわりだろ"とばかり思っていました。

でも現実は無慈悲だ。

壁に登ろうとするたび、蹴落としていく。

その言葉通り補習の最終日は最悪だった。

今日もなんとかやり過ごそうと思ってた。

だけどそれは出来ないで終わった。

私の学校の教頭先生は古典の先生で、私たちのクラスを担当している古典の先生と仲がいい。

そのせいか、誰も呼んでいないのに、来ていた。

それも仁王立ちして。

見た瞬間最悪だって脳が言って、現実から目を逸らそうとする。

だけど、もう後悔先に立たず。とりあえず昨日と同じように問題を解く。

"できない。わからない。"

さすが、補習にお呼ばれするだけある。

でも友達に聞いて切り抜けようと思った。

だけど、私は勉強し始めると黙る癖がある。

その癖が運悪く発動してしまった。

そのせいで誰とも話さずやっていた。

するとその教頭が話しかけてきた。

"お節介だ。別に調べたらわかるし、そんなこと言わなくてもいいし。"


だなんて思っていた。

そんな生意気な私、プライドの高い私は、奴の話を聞きながら突然頭に血が昇って、顔が熱くなっていた。


涙目になっていた。

悔しかった。

出来ない現状が辛くて悔しかった。


私は今の学校(中高一貫校)のライバル校の中等部に所属していた。

そして高校受験を失敗して、卒業しこの学校に来た。

どうせこんな学校、私にとっては全然凄くないし、私は絶対ここでも優秀だわ。と、たかを括っていた。

それがどうだ。今では下から数えた方が早いし、全く勉強ができない。

私はその変なプライドゆえに、こんな学校の教頭に教えられるのが凄く屈辱的だった。

特別嫌いとかそういうものは全く無いが、ライバル校の教頭に補習で勉強を教えてもらっているこの現状が凄く屈辱的だった。

それに私の叶えたい夢は遥か雲の上の場所にあって、それを奴が知っているからこそ凄く恥ずかしくて、悔しかった。

涙を我慢しながら問題を解いて、何回も教頭に教えられながらその補習はおわった。

そのあと、友達に軽く愚痴って私は帰った。

バス停までの道を歩かながら、ハードロックを聴いてストレスを発散していた。

バスが来て、乗った。


ふとback numberの水平線がかかった。

全ての歌詞とメロディーを知っている。聞き慣れた曲だ。


そんな聞き慣れた曲なはずなのに、ある歌詞が耳に入ってから涙が溢れ出そうで、私はバスを途中下車した。

その歌詞がここ。


耐える理由を探しながら
いくつも答えを抱えながら 悩んで
あなたは自分を知るでしょう

誰の心に残る事も
目に焼き付く事もない今日も
雑音と足音の奥で
私はここだと叫んでいる



悔しさが込み上げてきて、涙に変わった。バスを降りた途端涙が止まらなかった。



なんで私はここまで勉強が出来ないのだろうか。

なぜ周りは先生に教えてもらって笑っていられるのだろうか。


疑問が渦巻いた。

周りを見渡せば、みんなそこまでレベルの高い大学を目指している子はいなかった。

だからこそこう思った。

絶対こうなりたくはないと。

諦めて開き直っているようなこんな人たちにはなりたくないと。


その思いが加速した。私はこんなところにいるべき人じゃないと。
もっと上を目指し、そこにいる人だと思った。

だからこそ、苛立ちと悔しさが込み上げて泣いてしまった。

夜の橋の上を独り歩き、空を見上げて、絶対に今日のことを忘れないと誓った。

家に帰り、先ほど愚痴を言った友達からもらったお菓子をたべた。

前は彼女が学校で私に愚痴って泣いていたっけ?

それで私が話を聞いたりなんやかんやしたような気がする。

うまいこと何も言えないし、何も出来なかったけど。

恩返し?的なものかな。

彼女からもらったお菓子は特段美味しかった。

私の涙のしょっぱさがそのお菓子の甘さで軽減していくのを感じた。

また頑張れる気がした。


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