「自分で考える」のをやめてみよう!

人間、じっとしていると何か考えているものです。それも大体ロクな考えではありません。しかし、何も考えずにじっとしていられるのはせいぜい5分程度でしょう。ひょっとしたら、それも無理かもしれませんが、一度何も自分で考えることをせず、「考え」の方が外からやって来るのをじっと待ってみてはどうでしょうか?多分、何か音が聞こえてくるかもしれません。そして、それを手始めに、周囲のあらゆるものが語りかけてくるように感じるかもしれません。普段は身の回りにあって静かにしている物たちがうるさいほどああだこうだと言ってくるのが分かります。結局のところ、「考え」とは、自分でひねり出すものではなく、外からやって来るものなのではないでしょうか。重要なのは、聞く耳を持っているかどうかです。何か特別なことを研究するということは、普通の人には聞こえないその研究対象が語る言葉を聞くための耳を鍛えるということに外なりません。とはいえ、日常生活においても、耳には聞こえないような微妙な言葉を聞くことができれば、結構楽に生きていけるような気がします。多分、危険とかも事前に回避できるようになるでしょう。

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