亡くなったヴァルドルフ学校生徒のためにシュタイナーが残した言葉

下の娘がイギリスのエマーソンにあるシュタイナー学校に通っていたとき、無茶苦茶可愛い同級生の女の子がいました。娘は残念ながら2年で挫折して日本に帰国したのですが、その後、その子が校門の前の横断歩道を渡っていたとき、車に轢かれて亡くなったとの知らせがあり、娘は急遽日本から彼女のお葬式に駆けつけました。
 
Spruch für einen verstorbenen Schüler
亡くなった生徒のための言葉
 
In künftiges Erdenleben
Dich kräftig einzuführen,
Warst du uns übergeben
Durch deiner Eltern Willen.
未来の地上での生活へと
君を力強く導くために、
君は私たちに委ねられました
君のご両親の意志によって。

Im Schmerz an des Todes Pforte
Zu sprechen vermögen allein
Die seelenbeflügelten Worte,
Die dem reifenden Leben bestimmt.
死の門に立つ苦しみの中で
唯一語ることができるのは
魂に触発された言葉たち、
それは成熟した命を決定づけます。

So nimm statt der Schule Lenken
Für irdisches Tun und Leben
Der Lehrer liebend Gedenken
Hinüber in jenes Geistessein,
そのように学校に代わって舵取りしなさい
地上での行いと生活のために
先生を愛した思い出を
あの霊的存在へと高めるように、

Wo die Seele umwebet
Der Ewigkeit helles Licht
Und der Geist erlebet:
Das Gottes-Willens-Ziel.
そこで魂が紡ぐのは
永遠に輝く光
そして霊は体験します
神の意志が目指すものを。
(GA269より、私訳)

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