自分ノート(その6)

シュタイナーによると、人間の身体は過去と現在と未来からできています。つまり、頭部は過去の自分、正確には前世の自分であり、胸部は今生の自分であり、四肢は来世の自分です。魂的な活動に関しては、頭部が思考、胸部が感情、四肢が意志を担っています。活動原理としては、頭部の思考が真偽、胸部の感情が美醜、四肢の意思が善悪なので、我々が目指すべきは正しい思考、美しい感情、善き意志ということになります。重要なのは、これらが3つの別々の部分であるということです。小さな子供の場合、まだこれらが完全に一体的に働いているのが分かりますが、我々としては、これらをできるだけ独立して働かせるようにすべきです。思考における真、感情における美、意志における善を追求するに際しては、それぞれが他の部分の影響を受けないようにすべきです。ちなみに、我々は「自由」なので、悪いことをする自由もあると思っていますが、悪いことをするのは「不自由」だからです。そうせざるを得ない何らかの理由があるはずです。善を求めるのは人間が本質的に自由だからです。動物にはその「自由」がないので、人間を食べたとしても悪いことをしたとは言えません。誤った考えにより、醜い感情をもって、悪いことをするのはやめましょう!人間が動物を食べるのは「自由」ですかね?(^^;)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?