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「本能」に操られて生きる

誰にも気づかれることなく道端で音も立てずに優しく咲いている草花も、路地裏でひっそりと潜んで周囲を警戒している子猫たちも、突然大空に向かって羽を広げて飛び立っていく鳥たちも

みんな「本能」に突き動かされて巡る日々を 

ただただ 自然に生きている。

けれどわたしは、気がつけばいつも

「本能」ではなく「思考」の中で生きていた。

だから人生が

「自然に」

展開していかなかった。

「自然の流れに身を任せる」

ことがとても怖くて、「思考」の中でいつも膝を抱えてうずくまっていた。

自分を守っているたくさんの思考の「鎧」を全部脱いでしまうと、「本能」だけが顔を出す。

「本能」は、人間に元々備わっている素晴らしい才能であり、わたしたちの道標。

「本能」だけが、自分の行くべき未来を知っている。

でもそれを知ってしまうのがなんだか怖い。

これまで学校でも社会でも、人よりたくさんのものを身につけて、それを武器にして生きていくように教育されてきたから。

どんどんと「足していく人生」に慣れ過ぎてしまった。

本来は「引いていく人生」を

生きていかなければいけないのに。

引いていくのが怖くて

「本能のまま」生きられない

だから毎日、自分のより良い人生のためにと

良かれと思って繰り返してきた

「思考」も

なかなか手放せない

でも、「思考」を手放す習慣を意図的にというか、強制的につけていかないと、人生は

ゼロに戻らない

でも、ゼロに戻さないと

本当の自分の声が聞こえない

だからわたしは「思考」を手放したい

そして深く思い悩まず、子供のように純真な心で物事を軽く捉えていきたい。

「明るく 軽く 温かく」

をモットーに。すぐにネガティヴ思考に引っ張られる傾向のある自分を、客観的に見ることはできるようになったので、自分の悪い思考癖に気づいたら、

それによって重たくなってしまっている波動を

軽やかに手放そう。

とにかく軽く、軽く、羽が生えて外国まで飛んでいってしまうくらいの軽い波動で生きたい。

そして、常にに自分と対話していく。

本当は「どうしたいの?」

「何を習性で我慢しているの?」

「言いたいこと言えてるの?言えてないの?」

「何に永遠を感じるの?」

と、語りかけて、自分の本能の声をみんな

理解して 包み込んであげる


人生で一番大切なことは 実は

自分で自分の人生を悟り

「本能に操られて生きる」 

ことではないか。

多分それがきっと一番心地良くて、楽で

自然の摂理にも適っているのだろう。

こうだからダメとか、こうしないとダメとかいう思考をみんな手放して

「何ももたない本能の自分」を生きることで

目に見えない

たくさんの力たちが

初めてきっと

わたしを

応援してくれる


だから 

「本能」さん

どうかわたしを操って


そして

大きく羽を広げたわたしを

まだ見たこともない世界へ

連れていって









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