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いけばな歳時記 ミモザアカシア
ミモザアカシアは、早春に黄色の丸い小花を枝いっぱいに咲かせるマメ科の花木です。ミモザと略されることも多いですが、ただミモザだとオジギソウを指しますので、省略しないほうがいいでしょう。
乾燥に弱く、花展などでいけると花が咲かずバリバリに乾いて枯れてしまいます。葉や蕾もきれいですが、咲く花を見たいなら、硬い蕾・よく咲いた花は避け、咲きそうに緩んだ蕾を選びます。
花材の管理は、葉を外す・水に入る枝茎の皮を剥ぐ・割りを入れる・叩き潰すなどの他に、霧吹きによる保湿とブドウ糖などの糖分を含む水揚げ材を使う・などが有効です。上作は1993年花展出品作(2日間)。管理が大変です。
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上右 ミモザアカシア・ニューサイラン・デンファレ 花器 小原流指定花器
上左 このくらいのかたさのミモザアカシアの蕾はほぼ咲きませんが、葉と蕾の形が美しく魅力的です。上右 水を見せる構成で、黒いニューサイランの帯で分割し、花器も含めた色・質感の対比を見せています。
![](https://assets.st-note.com/img/1680348806962-0GU2AGvKQB.jpg?width=800)
上右 ミモザアカシア・オトメツバキ 花器 白釉花器 草月蘭
上左 花器も含めた爛漫の春気分の演出。上右 ミモザアカシア・オトメツバキ、早春を飾る花木二種。
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