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いけばな歳時記 アカメカシワ

 春赤く色づく大葉が食べ物を包むのに使われたことから、かしわ葉と呼ばれるようになったと思われます。とは縁遠いトウダイグサの仲間。日本台湾中国南部に自生します。
 花材としては赤~黄緑~緑と変化する際の春紅葉が使われますが、場の緑葉緑~黄~赤交じりに変化する秋紅葉も美しく、私はよく使います。

         上左 アカメカシワ・アジサイ・ツツジ 青磁花器(広瀬典丈作 水無方藍窯)               上右 アカメカシワ・ガーベラ  花器 茶マット釉足付花器 常滑)

 上左 アカメカシワ葉アジサイ葉上下に展開→広瀬テキスト52p
 上右は、YouTube動画(線的な構成)を説明した見本作アカメカシワはいきなり曲げると折れますが、潰し曲げで鋭角に折り込むことも出来ます。

     上左 アカメカシワ・アオキ・レモン・オオムギ 花器 紺条痕釉投入花器(大津寄花堂
上右 アカメカシワ・ハナズオウ  花器 緑条痕釉二口花器(常滑)   

 上左 アカメカシワアオキレモンという色彩対比花材の取り合わせの意外性も狙っています。→広瀬テキスト59p
 上右 チューリップアカメカシワ上下色彩対比→広瀬テキスト52p


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