いけばな歳時記 ウメ
ウメは、サクラ・モモ・ナシ・ボケなどと同じく、早春に花開くバラ科の花木です。一般にこの仲間は枝にねばりがあって矯めが利くものも多く、水揚げも良いので、いけばなではたいへん好まれます。なかでも ウメは折り矯めした先の花もしっかり開きます。
まっすぐ伸びた緑の若枝（ずわえ）は、矯めて使ったりもしますが、単独の時は扱いにくく、古枝との組み合わせで効果を発揮します。
作例は、紅梅一種でまとめました。
花/紅梅
器/群青条痕釉投入花器 大津寄花堂初代(京都)
上左 コウバイにオトメツバキ・カスミソウノの自然調→広瀬テキスト45か～47p
上右 コウバイ一種いけ→広瀬テキスト75p
上左 ハクバイ・ネコヤナギ、枝もの2種による自然調協奏的構成→広瀬テキスト50p
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