社会科における単元内自由進度学習

社会科の授業では、普段から「QNKS思考法」を使っている。

社会科では、単元ごとに学習課題が示されており、それを「Q」としている。

例えば、4時間完了の単元であれば、「Q」に対する情報を「N」して「K」して「S」するまでを配当時間内に完了することを児童に求める。

その4時間の使い方は児童による。

教科書は見開きで4ページになるので、1時間で全て「N」する子もいれば、ゆっくり1ページずつ「N」する子もいる。


授業の流れとしては、初めに今回はどこまでやるかを書かせる。(予見)

次に、計画に沿って「N」「K」「S」をする。(遂行)

最後に、ふり返りをする。(省察)


子どもたちは、毎時間のやるべきことが終わると、どうしても暇になってしまう。

それ以上進められないからだ。

自由進度学習でも、最低限ここまでやりましょう、はある。

しかし、決められた時間数の中で自分のペースで学習を進めることができ、それが終わったら人に説明する練習や、教える練習、または問題を作成する、掲示物を作成する、…などなど、より学びを深めていく(探究の)時間をしっかりととることができる。

毎回の授業時間の中では、短すぎるため難しいだろう。

つまり、上位の子達を伸ばすことができるようになる。



教師が教えなければ学ばない、学べない、は確かにある。

どこを教えるか、だと思う。


私は、自分で学ぶことができるようになるための方法を教えたいし、訓練させて鍛えたい。

自立した学習者になるための自己調整学習(自己調整をする訓練)であり、自己調整学習を可能にするための自由進度学習である。


挑戦できる場はまだある。

今年度のうちに、考え抜いてみたいと思う。

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