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迷い道の中から見つけたもの①

私には夢、目標がある。

それは、
 ー心和らぐ、止まり木のような、
    コーヒースタンドを創る事ー だ。

私はもうすぐ35歳になるが、
人に影響されやすいし、
意思も強くないし、
軸がブレブレでダメダメ。

そんな私が、
かなりの迷走を重ねた結果、
ようやく辿り着いた夢、目標だ。

私は、“バツイチ“だ。

実は、私の元夫も、
カフェ経営をしたいと言っていた。

元夫が珈琲に目覚めたのは
結婚して1年半くらい経った頃。

その後、
「将来はカフェ経営がしたい。
 だから、仕事を辞めて
 カフェで働いて勉強したい。」
とそんな話が出た。

彼は大学院まで出ており、
所謂、インテリ。

「そんな彼だからこそ出来る。
 バカな私には経営なんて出来っこない。
 だから、私は彼を支える側になろう。」

そんな私の中の勝手な思い込みと、
自信のなさから、
自分の想いは仕舞い込んで、
経済的な支えをと、仕事に打ち込んだ。

しかし、
私の想いとは裏腹に、
彼は口だけで行動せず、
私の心には歯痒さと疑問が増えていき、
日々の仕事にすり減らされて
疲弊していった…

それと同時に、
彼との関係も悪化していき、
私の中である気付きが芽生えた。

それは、
「私、自分が出来ないって思い込んで、
勝手に相手に期待して、勝手に失望してる。」
という事。

彼に乗っかってしまえばいいなんて、
そんな甘い考えは捨てて、
まずは自分の人生に、
もう1度向き合ってみよう。

そして、
今のまま一緒にいても
お互いのためにならないと
離婚を決意。

彼は最初は嫌だと言ったが、
私の気持ちは断固として変わらなかった。

②へつづく。

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