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ウルトラマンヴァルキリー【第7話 恐怖の隕石(前篇)】

大宇宙を謎の隕石が駆ける!
それは、マルチバースからやってきた恐怖の隕石だったのだ!
謎の隕石は止まることなく地球へ向かっていた。
ウルトラマンゼロがその隕石を追いかけるも、到底追いつけるものではなかった。
ウルトラマンゼロ「なんて速さなんだ…」
ウルトラマンゼロは隕石を追いかけて地球へ向かった。

一方地球
メイ「隕石がこちらへ向かってきてます!」
マコト「何っ!?隕石だと!?」
MAG本部ではパニック状態だった
ツトム「その隕石はどこに落っこちるんだ!?」
メイ「……都市部です」
サトシ「な、なんだって!?」
そうこうしているうちにMAG本部が大きく揺れる。
メイ「キャッ!」
隊員達は床に伏せる。
メイ「大変です!隕石が落下しました!」
モニターには落下した衝撃でクレーターができ、そこに隕石が佇んでいる姿があった。すると、突如隕石が爆砕した!
ツトム「何が起こっているんだ!?」
爆砕した隕石から人型生命体が姿を現す。

隕石魔人 コルメテノだ!

コルメテノは立ち上がると掌から光弾を発射しながら。破壊活動を始めた。
メイ「あれは…怪獣…?」
マコト「被害が拡大する前に出撃するぞ!」
一同「了解!」
MAGからバスターホークが出撃する

コルメテノは破壊活動を続けていた。
コルメテノは元々は別世界の星の一部だったのだが、その星がある日巨大隕石により爆発し宇宙を彷徨い、いつしかマルチバースの内部を漂っていた。ある日、怪獣墓場の怨念が乗り移ったことでコルメテノとして生成され、破壊活動を行い始めた。そして地球とは全く違う星で暴れていたところをウルトラマンゼロと交戦後、逃走し今に至る。
コルメテノは右腕をブレード状に変形し衝撃波を出した。ビルは見事真っ二つに切り裂かれた。そこへバスターホークが現れる。
マコト「遅かったか…」
凄惨な被害状況にもっと早く出現してればとマコトは後悔しつつ命令を送る
マコト「これよりあの生命体を攻撃する!ミサイルを発射せよ!」
ヤエ「了解!」
ヤエはトリガーを押し、ミサイルを数発発射する。しかしコルメテノの銃のように変形した右腕から放たれた弾丸によりかき消されてしまった。
コルメテノは右腕をフレイル状に変形し、鉄球を振り回した。
ツトム「あぶねぇ!」
バスターホークはギリギリで回避した。
ヤエ「私があいつを抑えます!」
ヤエはヴァルキリーアームを右腕に装着し、外へ飛び立った。
シュワァー
ウルトラマン「シェアッ!」
ウルトラマンヴァルキリーの登場だ。
マコト「ウルトラマンを援護するんだ!」
ウルトラマンはコルメテノに突撃した。コルメテノに肉弾戦で挑むつもりだ。しかし、ウルトラマンのパンチやキックではびくともしない。ウルトラマンは飛び立ち急降下キックで攻撃しようとした。がコルメテノの右腕が変形したとされる鉄球が直撃してしまう。ウルトラマンは地面に叩きつけられた。ウルトラマンは立ち上がるとヴァルキリーカリバーを展開し、突撃した。コルメテノは右腕をブレード状に変形し応戦した。剣と剣がぶつかり合う中、バスターホークのミサイルがコルメテノを直撃する、そこへヴァルキリーカリバーの突きが直撃する。怯んだところへ追撃しようとするもコルメテノの左手から放たれたレーザーがウルトラマンを直撃、距離を離されてしまう。コルメテノは左手の指先から小型の岩をマシンガンのように発射し、ウルトラマンを追撃する。
ピコン ピコン ピコン…
ウルトラマンのカラータイマーが鳴り始める。ウルトラマンはヴァルキウム光線を放った。
ツトム「きたぞ!必殺光線だ!」
しかし…
ジジジジ…ジジ…
なんと放たれたヴァルキウム光線は全てコルメテノに吸収されてしまった。
ツトム「吸収しただと!?」
サトシ「馬鹿な!?」
コルメテノにエネルギーが充填し、体のあちこちから光が放たれる。
ケンジ「まずい!何が大きな攻撃がきます!撤退してください!」
ツトム「馬鹿野郎!ウルトラマンを置いて撤退なんてできるか!」
マコト「落ち着け!まずは逃げるんだ!我々の命が無ければMAGは壊滅するのだぞ!」
ツトム「…了解!」
コルメテノが宙に浮き出し、エネルギーを集中する。次の瞬間、エネルギーが玉となり上へ向かう、そして玉が花火のように分散され、豪雨のように地上を襲ったのだ!
チュドドドドドドドドドド!
ウルトラマン「グワァァァァ!」
光弾はバスターホークにも容赦なく直撃する。
ツトム「クソォォォォォ!」
バスターホークは何とか形は何とか攻撃範囲圏外まで避難できたものの近くの山に不時着してしまう。
一方ウルトラマンは、コルメテノの容赦ない光弾の雨にうたれ、今にもカラータイマーが消えようとしていた。しかし、体が動かない。
ピコンピコンピコンピッピッ…ピッ…
ウルトラマンは膝から崩れ落ちてしまう。
ウルトラマン「グゥゥッ…グッ…」
ピッ…ピッ…ピッ……ピ…
ついにカラータイマーの光が消えてしまい、ウルトラマンは戦闘不能になってしまった。
サトシ「隊長!ウルトラマンが…」
隊員達はウルトラマンを見つめる。
ツトム「そんな、ウルトラマン!」
ケンジ「ウルトラマン!」
ウルトラマンは白く発光すると分散し、姿を消してしまった。
そこにはヤエが1人横たわっていた。
隊員達「ウルトラマーーーーン!」
隊員達はウルトラマンのいた方向へ向かって走って行った。

コルメテノはどこかへと飛び立ってしまった。

街は瓦礫を残して、何もかもがなくなってしまったのだった…

(後篇へ)つづく

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