ウルトラマンヴァルキリー【第22話 ウルトラマン奪還作戦】
前回のあらすじ
恐るべきウルトラマン兵器計画。それは、日本を軍事国家に戻す許されざる作戦だったのだ。そして、ヤエは怪獣のコアになってしまう!
ウルトラサインを受け取ったMAGの隊員達は場所を頼りにヤエの奪還に向かうのだった…
メイ「それでは、私はここで待っていますね。」
隊員達はメイを入り口付近に置いて先へ進んだ。
マコト「今回の作戦では、君も活躍してもらう。姫矢くん。」
薫「任せて下さい。」
3人は通信があったと思われる地下通路に続く階段を降りていった。
3人は中に入ると慎重に進んだ。
マコト「あそこ、怪しいな。」
マコトが指差す場所はヤエが収監されている場所と思われる。
ケンジ「僕たちが警備員を退けます。その隙に姫矢さんは入ってください」
2人は曲がり角を飛び出した。
警備員「侵入者だ!」
警備員が銃口を構える前に、射殺された。その隙に姫矢が扉をこじ開ける。
ヤエ「姫矢くん!?」
薫「助けに来たぜ!」
ヤエ「姫矢くん!後ろ!」
薫が振り向くとそこから風間が殴ってきた。
薫「風間ァ…」
姫矢はよろける
風間「フッ、無防備だぜ姫矢。」
風間が殴りかかる。
薫「いい加減に…」
姫矢は風間の拳を避けると腕を掴み背負い投げをした!
薫「しろぉぉぉぉ!」
風間は檻の扉を破壊した。
風間はそのまま気絶してしまった。
薫「俺は柔道の経験があるんだよ!」
そこからヤエが脱出する。
ヤエ「姫矢くん…」
ヤエはほっとした。
マコト「高山隊員!」
ケンジ「よかった…無事だったんだ」
薫「さぁ、帰ろう」
ヤエ「待って、姫矢くん。ウルトラマンがまだよ。」
マコト「そうだな。ウルトラマンはどこにいるか、分かるか?」
ヤエ「ウルトラマンは最高指揮官が持っています。」
ヤエ達は最高指揮官の元に走った。
その先々にいる警備員達をヤエは撃つ
勝「なんだ、騒がしいな。」
勝はヴァルキリーアームを握りしめてネロを見つめていた。
そこへ扉が蹴り飛ばされた。
勝「誰だ!?」
姫矢が侵入した。
薫「俺は風間の同期ですよ。」
勝「何故、君がここに?」
薫「ちょっと風間が気になったのと取材をしにきました。」
勝「取材?これは外部に漏らしてはいけない奴なんだ。お引き取り願いたい。」
薫「そうですか…と言うとでも?」
3人が次々と入ってきた。
勝「高山八重に、MAG怪獣対策部隊の隊員まで!?なぜここへ」
マコト「最高指揮官、話はその光の巨人から全て聞きましたよ。」
勝「何をデタラメを…」
ヤエ「ウルトラマンを返して貰いますよ!」
ヤエは勝に走りだした。
勝「これは渡さんぞ!」
勝はヴァルキリーアームを持って逃げようとした。そこへヤエの飛び蹴りがヒットした。勝はゴロゴロと転がっていった。ヴァルキリーアームが手から離れた所をヤエがキャッチした。
勝「待て!私は最高指揮官、MAGの権利者でもあるのだ!そんなことを許されてたまると思っているのか!」
ヤエ「えぇ!ここまでくればあんたなんて恐ろしくないさ!」
4人は脱出を始めた。
勝はヨロヨロと立ち上がる。
勝「私の兵器作戦も潰えてしまったか…だが!」
ヤエ達は脱出した。後はソニックカーに乗り込むだけだった。ヤエが後少しで出口に辿り着こうとしたその時…
ヤエは突如、凶弾に倒れた
ヤエ「な…」
ヤエは意識が朦朧とする中倒れる。どうやら胸を撃たれたようだ。隊員達が駆け寄ろうとしたが何かに驚いている
ヤエ「一体…誰が…」
ヤエが力を振り絞り見上げると
そこには…
???「高山八重が脱走したら、殺しても構わないと最高指揮官に言われましてね…」
続く
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