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ベルばらに魅せられて!【鬼滅の刃の『遊郭編』にみる華やかさと儚さ】

こんばんは~私は未来より過去に興味があって、歴史物を読むのが大好きです。実際歴史上の人物が存在した地を訪れると、とても興味深く感じられます。一時歴女というのが注目されましたけど、今でも古都を訪れる女性は多く、特にパワースポットと呼ばれる名所などは人気があるようです。

遊郭とは?

鬼滅の刃の舞台として何故遊郭を選択したのかは、作者に聞いてみないと分かりませんが、子どもに説明するのは難しいですね。遊郭には男性に性的サービスをする遊女と呼ばれる女性がいるのですが、ほとんどの遊女は借金の方に売られてきました。

売られてきたときの身代金はそのまま遊女たちの借金となり、高額なためどれだけ働いても借金が減らないというケースが多かったようです。身請けされる遊女はほんの一部で、また健康で年季を終える遊女はあまりいなかったと記されています。

遊女の中でも位の高い花魁

花魁とは遊女の中でも位の高い者を指します。花魁には教養が必要とされ、書道、茶道、和歌、三味線、囲碁などといった教養、芸事を仕込まれていて、一目置かれる存在であったのは確かです。

音柱・宇髄天元と共に鬼の棲む遊郭へ

炭治郎たちは奇妙な事件が起きている遊郭に乗り込み、上弦の堕姫に戦いを挑みます。堕姫は遊郭で人を食べながら力を得ていました。堕姫が身に着けていた着物や帯の艶やかさを見ると、位の高い花魁であったというのが分かります。

そして堕姫の背中から兄の妓夫太郎が出てきたときは驚きでしたね。結局死闘の末堕姫と妓夫太郎は滅ぶのですが、彼らが何故鬼になったのかというくだりは悲しすぎます。鬼滅の刃のストーリの要となっているのは、やはり鬼にも人間として生きたときがあって、なりたくて鬼になったのではないという切なさです。


遊郭編は、華やかな遊郭の中で遊女の切なさと鬼の切なさが相まって、余計に悲しみを誘うストーリーとなっています。戦いの迫力も凄いものがありましたね。私も息子も何度も観返しています。


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