「らんまん」にハマる研究者妻

NHK朝ドラ「らんまん」が面白い。脚本がいいからだろう、とても人気だ。私も4月に出産で入院中に見始めた。酒蔵が舞台だったのにも惹かれた。そして主人公植物学者。学者、、、私の夫も物理学者です。

好きなこと(研究)に没頭している時、他のことが見えなくなる。たぶん、隣で火事が起きても気づかないだろう。そのぐらいの集中力。それがないとこういう仕事はきっとできないんだろう。

寿恵子さんが、竹雄から助手の引継ぎするとき「私につとまるんでしょうか?」と不安になる。おそらく、妻としても、って意味だと思った。すると、「あなたならできます」と竹雄。

竹雄、私のことも励ましてくれ。竹雄に励ましてもらえるなら私はもうちょっと頑張れるかもしれない。志尊淳、顔が良すぎる。優しい雰囲気に癒されるー!!

他にも刺さったセリフはある。
発足式直前のこと。寿恵子が、母マツ(牧瀬里穂)に、万太郎が来たら八犬伝を渡して、と頼んだ時のこと。万太郎について
「あの人は前ばっかり見てる。立ち止まって、振り返って、あなたの好きなものを一緒に見てくれるのかしら?」この言葉はかなりぐさっときた!そう、そんな時間も余裕もない。それが研究者の実情だからね。あー私もそれ、今結婚前に聞きたかった!!!今ならわかるよ。おマツさんすごいね。

そして。食事もとらず顕微鏡を覗きこんで、没頭する万太郎は、話しかける寿恵子に、思わず「頭の中が止まるき、今は邪魔じゃ」と言ってしまう。考えている事が止まってしまうと、途中から考え直すのは至難の業らしい。これは、研究者あるあるじゃないかな、と思う。
私も、ずーっと昔は、ちょっと手を休めて、終わってからまたやったらいいのに、と思っていた。でも、今は。顕微鏡覗き込んでいる間に、話しかけている時点で
「あっそれ今は話しかけたらだめなやつ。。。」。邪魔って言われたら傷つくし、まったく思ってもないことなら言葉に出ないはず、って思うよね。
…でも、食事してからにしたら、って思っちゃうの普通だよね、って思った。

研究者の妻じゃなかったら、万太郎ひどいって思うのかな?そうだとしたら、私はある程度は、研究者っていう仕事について理解している妻なんじゃないかな?少なくとも10年ちょっと、研究者の夫とやってこれたのだから。

万太郎は「悪かった」って謝ってて、それは羨ましかった!そこはファンタジーにすら見えた(笑)
やっぱり研究者ってプライド高いから、なかなか謝らなかったり、仕事だから仕方ない、ですまされちゃうんだよね。

竹雄と綾は子供の時から一緒に育った家族だけど、
寿恵子は違う。他の研究者妻達とも話してみたいな。

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