ドキュメント72H マンモス団地を歩いてみれば
子供の頃はみんな秘密基地持ってた。今でも秘密基地はボーイズの大事な場所なんだ、と思ってホッとした。大人たちに商店街の鶏唐揚げをお薦めしてた。10年経ったらビールで秘密基地の話するんだろうな。
「いいとこ来たよ」と言ってるおじさんがいた。決して仲が悪いやけじゃないけど夫婦別々に借りてるらしい。スープの冷めない距離で、時々お出かけデート。令和に生きる昭和世代。
子ども達のおすすめの肉のカンダあった、見るだけでも美味しそう。匂いが蘇る。
団地から一軒家に引っ越した親子。時々来たくなるらしい。団地あるある。近くに一軒家を構えても時々故郷が恋しくなる。
時代は移り変わってるけど昭和の商いが残ってる。当時はお腹の大きい妊婦さんが沢山いたそう。
今は人が半分になったから、ツバメも減ってきたそう。身体の小さいツバメは人に守ってもらってるからね。ここにも高齢化の影響がある。
若い広場があった。ベトナムの青年たちが、グラウンドで夜勤明けのサッカー。一眠りしたら、また仕事だけど元気が出るそう。異国の地で働く若者たちの一コマ。
団地にはUターン組もいる。イベントを盛り上げようという若い世代がドーナツ屋さんを開業。良い居場所になるんだろうな。楽しんで!
あれれ、転んだお婆ちゃまを助けてたのは81歳のおばさま。生き抜いてきた人たち、これからもお互いさま精神で行こ。
GOODアイディア!買い物車&送迎自転車。67歳のボランティアドライバーは、システムエンジニアからのセカンドキャリア。買い物が大変な人の手助けしてる。その姿、格好よき。
お弁当屋さんに来る若い女性が語った団地の力。
ひとりで暮らしていてもひとりじゃない気がするってことかな。沢山の人が近くにいると安心感があるのかも。距離感も大事。お店に買い物に行けば、おばちゃんと話ができる。少しばかり心が晴れる。
ひとりが心地よいときもあるけど、人はやっぱり社会的な生き物。人の中で支えられて生きてる。
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