Rちゃんの国際交流デビュー
ここのところの社会の変化の早さには、驚きしかなく、はてさて、私は今後の時代を生き抜くことができるのか、ということに慄いて生きているというのが本当のところ。
とはいえ、こんな事を書いているという事は、ある意味のんびりしているのである。
それは、孫の力に頼る事が大きいことに気づいている。ひとりしかいない孫ではあるが、私のDNAがとりあえず生き延びていることへの安堵があるのであろう、と馬鹿な分析をしている。
まあ、Rちゃんのやること為すこと、兎に角可愛い。これは、生物としての紛うことなき実感なのだろう。
そのRちゃんと二人、年末の渋谷で「SPY☓FAMIRY」を観た。
1年前は暗闇に入ると「もう、出る〜、怖い!」と言っていたので、2時間持つのかが心配。ところが、案ずるより産むが易し、Rちゃんは、暗闇を克服し堂々と120分の没入体験を楽しんでいた。ホモサピエンスの学習能力は驚くほどだ。
帰りにエレベーターの前で写真撮影会を敢行しようとしたが、当のRちゃんは、SPY☓FAMIRYの展示物の後ろで顔を出したり、引っ込めたりしてふざけている。
そこへ、どうやら中東系と思しきカップルが「Oh Pretty!」と笑顔で近づいてくる。
Rちゃんも「Gちゃん、なんて言ってるの?」と笑ってる。
「Rちゃんのこと、何度も可愛いって言ってますぜ」と和訳する。
と、満足そうにハイタッチを交わしている。この年で良い外交を成し遂げた孫にGちゃんも満足だった。
次はどこ行こうか?と尋ねようとすると…。
Rちゃんが…「Gちゃんさっきの人、友達なの?」と逆質問してきた。
???
どうやらRちゃんは、Gちゃんの友達だと思い安心して交流できたらしい。
そうだよ、とGちゃん。
すごいね~、とRちゃん。
世の中には、教えない方が良い勘違いもある。
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