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今週の新聞記事から

ご覧いただきありがとうございます。
労働組合に生息する蛸です。

労働組合カラーはありませんが、今週気になったのはこちら。

遺族年金「男女で不平等」不支給の夫、「違憲」と提訴

妻を労災で亡くした夫に遺族補償年金を支給する際、夫を亡くした妻にはない「年齢」要件を課すのは憲法14条の平等原則に反する――。東京都の男性(54)が9日、労働者災害補償保険法の規定の違憲性を訴え、不支給決定の取り消しを国に求める訴訟を東京地裁に起こした。

2024年4月10日 朝日新聞

労災保険の遺族補償給付はわかりづらいところが多いですね。本当、どうしてこうなったとツッコミたくなるところばかりです。
記事によれば、訴状で「共働き世帯が一般的」であり「遺族たる配偶者が担うべき家庭責任の程度に違いはなく、同一の給付をすべきだ」と主張されているとのこと。
税や社会保険の計算にあたっては夫・専業主婦・子2人の「標準世帯」をよく扱いますが、このパターンは2017年の時点で総世帯数の4.6%だそうです(大和総研・是枝氏)。この「標準世帯」で社会保険を維持するのは限界だと、制度設計している方々も、さすがに気づいているとは思うのですが。


米国、Z世代に広がる「仕事は二の次」

米国の若者の間で仕事を重視しない流行が生まれている。1990年代半ば以降に生まれた「Z世代」は、過密な労働を背景に台頭するハイテク企業を見て育った。従来型の働き方は「私生活を犠牲にするほど大事ではない」との冷めた見方がある。

2024年4月10日 日本経済新聞(夕刊)

見出しから「静かな退職」(quiet quitting)のことかと思ったのですが。「ファンエンプロイメント(funemployment)」と「専業彼女(stay at home girlfriend)」というのが現れたということです。
ハッスルカルチャーへの対抗だと指摘されていますね。アメリカの「静かな退職」は職場を辞めていませんが、実際に退職しているという点で、さらに先を行くケースもあるのかと。

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