$黄色い家 (単行本) 単行本 川上未映子 (著)

黄色い家 (単行本)
単行本 
川上未映子 (著)


$解説
十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。危ういバランスで成り立っていた共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解し……。人はなぜ罪を犯すのか。世界が注目する作家が初めて挑む、圧巻のクライム・サスペンス。

$読者レビューより引用・編集
いわゆる「小説」を読み、心が満たされた。説明的な文章でなく、主人公と一体化して読める。
とにかく、黄美子さんの描写が素晴らしい。
最初と最後では、別人みたいだ。
だが、読後、気づく。
黄美子さんは初めから、何一つ変わっていないと。
変わっていくのは、花であること。
一人称目線の小説だからこそできる、美しさ。主人公の見たまま、聞いたまま、感じたまま。
謎は謎のままでいい。読み手が想像しよう、感じ取ろう。それこそが小説。

$出版社より

商品の説明

著者について

川上未映子
大阪府生まれ。2008年『乳と卵』で芥川龍之介賞、09年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で中原中也賞、10年『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞および紫式部文学賞、13年、詩集『水瓶』で高見順賞、同年『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞、16年『あこがれ』で渡辺淳一文学賞、19年『夏物語』で毎日出版文化賞を受賞。他の著書に『春のこわいもの』など。『夏物語』は40カ国以上で刊行が進み、『ヘヴン』の英訳は22年ブッカー国際賞の最終候補に選出された。23年2月、『すべて真夜中の恋人たち』が「全米批評家協会賞」最終候補にノミネート。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2023/2/20)

  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/2/20

  • 言語 ‏ : ‎ 日本語

  • 単行本 ‏ : ‎ 608ページ

  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4120056287

  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4120056284

  • 寸法 ‏ : ‎ 2.5 x 13.1 x 19.1 cm


著者について

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川上 未映子

大阪府生まれ。2007年、デビュー小説『わたくし率イン 歯ー、または世界』で第1回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で第14回中原中也賞受賞。2010年、『ヘヴン』で平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第20回紫式部文学賞受賞。2013年、詩集『水瓶』で第43回高見順賞受賞。短編集『愛の夢とか』で第49回谷崎潤一郎賞受賞。2016年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞受賞。「マリーの愛の証明」にてGranta Best of Young Japanese Novelists 2016に選出。村上春樹との共著『みみずくは黄昏に飛びたつ』、『すべて真夜中の恋人たち』など著書多数。

2019年、第73回毎日出版文化賞受賞した『夏物語』は、20年ニューヨーク・タイムズが選ぶ「今年読むべき100冊」やTIMEの「今年のベスト10冊」などにも選ばれ、現在40カ国以上で刊行が進められている。





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