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$ようこそ、ヒュナム洞書店へ 単行本 ファン・ボルム (著), 牧野 美加 (翻訳)


$ようこそ、ヒュナム洞書店へ
単行本 
ファン・ボルム (著), 牧野 美加 (翻訳)

$解説
【2024年本屋大賞翻訳小説部門第1位】

完璧な人生なんてないけれど、「これでいい」と思える今日はある。
ネットで人気を博し韓国で累計25万部(2023年9月26日現在)を突破した、心温まるベストセラー小説!

ソウル市内の住宅街にできた「ヒュナム洞書店」。会社を辞めたヨンジュは、追いつめられたかのようにその店を立ち上げた。書店にやってくるのは、就活に失敗したアルバイトのバリスタ・ミンジュン、夫の愚痴をこぼすコーヒー業者のジミ、無気力な高校生ミンチョルとその母ミンチョルオンマ、ネットでブログが炎上した作家のスンウ……。
それぞれに悩みを抱えたふつうの人々が、今日もヒュナム洞書店で出会う。

新米女性書店主と店に集う人々の、本とささやかな毎日を描く。

【著者プロフィール】
ファン・ボルム
小説家、エッセイスト。大学でコンピューター工学を専攻し、LG電子にソフトウェア開発者として勤務した。
転職を繰り返しながらも、「毎日読み、書く人間」としてのアイデンティティーを保っている。
著書に『毎日読みます』、『生まれて初めてのキックボクシング』、『このくらいの距離がちょうどいい』がある(いずれもエッセイ、未邦訳)。
本書が初の長編小説となる。

【訳者プロフィール】
牧野美加(まきの・みか)
1968年、大阪生まれ。釜慶大学言語教育院で韓国語を学んだ後、新聞記事や広報誌の翻訳に携わる。
第1回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」最優秀賞受賞。
チェ・ウニョン『ショウコの微笑』(共訳、クオン)、チャン・リュジン『仕事の喜びと哀しみ』(クオン)、ジェヨン『書籍修繕という仕事:刻まれた記憶、思い出、物語の守り手として生きる』(原書房)など訳書多数。

$読者レビューより引用・編集
本屋大賞 翻訳部門】の2024年、第1位に本書が選ばれたのを知り、それで興味を引かれて手に取り、読んだ。
ヨンジュという女性が立ち上げた〈ヒュナム洞書店〉に灯が点り、店主のヨンジュと彼女の周りに集う人たちのおかげで、次第に居心地の良い、くつろげる空間になっていくところが、胸に沁みた。
巻末の「作家のことば」に、《映画「かもめ食堂」や「リトル・フォレスト」のような雰囲気の小説を書きたかった。》単行本 p.357 とありますが、まさに、映画「かもめ食堂」を彷彿とさせる居心地の良さ、あたたかな雰囲気を感じた。
この本を読みながら、仕事のこと、時間のこと、人生のこと、心地よい空間のことなど、色んなことを考えさせられました。
ヨンジュをはじめ、〈ヒュナム洞書店〉を取り巻く登場人物たちの様々な悩みや思いに耳を傾けているひととき。何か気持ちがやすらいで、ほっとした気分になっていた。



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2024年本屋大賞翻訳小説部門第1位!韓国25万部のベストセラー!

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2023/9/26)

  • 発売日 ‏ : ‎ 2023/9/26

  • 言語 ‏ : ‎ 日本語

  • 単行本 ‏ : ‎ 368ページ

  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4087735249

  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4087735246

  • 寸法 ‏ : ‎ 13.1 x 2.5 x 18.8 cm










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