孤独は怖い

孤独は怖い。
最近見る動画で
「孤独なのは徳が高い人だから」
みたいに言ってるのをきいて、ただ嫌われてぼっちなだけなのに
「私って徳が高いから周りのレベルの低い魂の人がついてこれないのね」
と勘違いして鼻の穴おっぴろげて孤独死していく様を思い浮かべて恐ろしくなった。
まあ、鼻の穴おっぴろげたまましねれば幸せかもしれないが、どうしようもない病にかかって動けなくなってから真実に気づいて苦しみながらしんでいくことになったら……
２つ目の不安として、
「１人で考えていて、間違えた方向に走り出してしまったら、誰の助言も貰わずに正しい方向に戻れるか？」というもの。
これは、例の京都アニメーション放火殺人の被告の死刑判決が出た時に強く感じた。
彼は「京都アニメーションが自分の応募作を盗作した」という恐らく思い込みの被害妄想で事務所に放火し、多くの犠牲者を出した。
周りに感想を言い合う相手がいれば
「バカなことしてる」
などと言い合い、これが異常なことであるという確認ができるが、誰とも話さず、誰からも話しかけられない毎日の中で、この事件を知り、たまたまその時に自信喪失して疲弊していたらどうか？「この事件は異常だ。自分は絶対に他人への不満から火をつけたりしない」と思えるだろうか？
人間は疲れたり空腹だったりするとろくでもないことを考えがちである。
最悪な考えで突っ走る前に抑止力になるものがほしい。本気で私のことを止めてくれる友人たち、おいしいご飯、猫のモフモフした手触り。
弱い私を助けてくれる抑止力。