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第二 『真実』は,いつ,どうして,『事実🟰非真実』にすり替えられたのか?(パレスチナ問題)1論点整理(イスラエル国について)⑸ ユダヤ帰郷運動の原点・反ユダヤ主義とはの3回目

申し訳ないが無断で拝借してきた本イメージは,シオン賢者の議定書が表した(大衆の本質)にピタリと符号する。

 人(ゴイム)とは,権力を背景に他人を抑圧・酷使することしか望んでいない
 そんな者が有り難がる自由主義・民主主義・多数決など恐るるに当たらず
 今日,大衆の味方を装う英雄と思しき者でも,権力の座に付けば
 イメージの男のように,権威の犬に豹変する それが🟰人(ゴイム)である 
 我々🟰心正しき者が,躾け,支配してやらねばならない
 何 簡単なことだ
 人(ゴイム)は,権威の犬に成り,権力を濫用したいと自ら願っているのだから
 犬に成りたい者を,犬にしてやれば,我々の計画は成就するというだけのことだ

さて前回では,
 国際シオニスト会議が,その開会を宣言しバーゼル綱領として採択した宣言文であると,少なくとも,後にヘンリー:フォードが誤りであることを認めるまで,
 それが(事実)と人類上定義されてきた(ユダヤ陰謀論の骨子)である(シオン賢者の議定書)を提示したが,ダイジェストにまとめれば,人間の本質はイメージの男の様なものと,そういうことなのだ。

最も,上記ダイジェストとした内容については,
 その第19議定までに書かれることで,実は1964年の段階で,
  『マキャベリとモンテスキューによる地獄での対話』と題され,
   フランスで出版された,
(ナポレオン3世政権に対するフランス国民の蜂起を促す反乱煽動書物)
 これとの類似を指摘されるなど,事実上,世に出たのは2回目である。
※ (筆者は例外としているが1868ヘルマン:ゲドシュの「ビリアッツ」を含めれば3回目)

すなわち,
 1864年の段階で,ジュゼッペ:マッツィーニは,一度,この議定書の主人公を(ナポレオン3世)と特定して,自らはフィガロというペンネームを用い,その著者が(モーリスとシャルルというジョリー親子によるもの)であるかのように騙ることで,

上記ダイジェストの内容を,
「ナポレオン3世が言ってるよ」と,フランス国民に告げたわけである。

イルミナティは,それによってフランス国民のボナパルティズムへの嫌気を扇動させることに成功し,フランス国軍の指揮の低下に結びつけて,普仏戦争〜帝政フランスを壊滅させている。
※この理由は後述する※

そして(心正しき我々)は,
 1864年には(ナポレオン3世)にすり替えられて,
  大衆にナポレオン3世に対する反乱を企てる様に利用され,
 1897年には(ユダヤ人)にすり替えられて,
  反ユダヤ主義の拡散に利用された。

バーゼル綱領・国際シオニスト会議の陰謀とは,
(ナポレオン3世)→(ユダヤ人🟰ロスチャイルド家)
(フランス国民)→(ヨーロッパ中の市民)
こう入れ替えて,

上記ダイジェストの内容を,
「ユダヤ人が言ってるよ」と吹聴し,
反ユダヤ主義を勃興させたイルミナティの計略なのだ。


参考までに,
 マキャベリとモンテスキューによる地獄での対話で,
マッツィーニが担当しているのは(モンテスキュー)の役である。
 マキャベリの役を担った者がモーリス/シャルルのジョリー親子ということになるが,
 意外と思われるだろうけれども,共和制絶対信奉者のマッツィーニは,盲従と言っていいほど,原始共和制提唱者であるモンテスキューを支持しており,議定は,
あくまで一般人・平民も,シオン賢者🟰正義者同盟のメンバーでない者をゴイムとしてある。
 シオン賢者の議定書の登場人物は,
(ゴイムの王)(ゴイムの平民)というどうしようもない人間が圧倒的多数で,
(心正しき我々)が,極少数の支配者であるべき登場人物である。

もう一点,ジョリー親子の口を借りて,マキャベリの語る君主論的視点の強硬派になるのが『カトリック+ユダヤ』ということになるのだが,
 これは解説せねば,ほとんどの日本人は理解できないだろう。
 逆に言えば,ほとんどの欧米人は常識で知っている。
というのは,マキャベリが君主論を書いてコンサルしたローマ教王メディチ家とは,有色人種🟰ユダヤ人だったからである。

まあ「メディチ」という名称も,ロスチャイルドの赤い盾と同じで,実名ではなく通称であり,(メディチ🟰医師会)という意味なのだが,キリスト教において禁制である医業と銀行業はキリスト教徒には許されないため,領内における有色人種がユダヤ教に改宗してこれを営業している。
 ※本来ユダヤ教も禁制なのだが?ユダヤ政府というものが無いので取り締まる制度が無いということらしい※

(ユダヤ人がカトリック教王で,君主論のように国王は約束を守らなくて良いという秩序を世に施行して良いのか?)
 ↑これが,ドイツ騎士団プロテスタント一斉転向の本当の理由であるが,日本では,(ルターの95ヶ条の論題)で新興宗派が誕生したかのように語られるので,日本人はこういった経緯を大半の人が知らない。

 そもそも最初は,キリスト教徒で特別にこれを許認可されると🟰その団体が(騎士団)ということになって,そこで(ホスピタル騎士団🟰現在この名称を継続し得たのはマルタ島の騎士団のみ)という同業組合の承認となる。

 結成騎士団の中で,最大の医師会・銀行組合として肥大化した組織が(テンプル騎士団)であり,プロテスタント宗教戦争発動の200年前,1307年10月13日・金曜日,国家予算に窮乏したフィリップ4世(自身カペー朝から婿を取ってブルボン朝となる)によって一斉検挙・財産没収の上,テンプル騎士団は教王庁より異端と判断され,以降,ユダヤ人でないと,領内において医業・銀行業を興行できないわけである。

 そこで,(辺境)という,ユダヤ人が銀行業・医業を経営しにこない,それでも敵と戦わねばならない領域においては,ドイツ騎士団・マルタの騎士団のように,(騎士団事業🟰戦争屋➕医者➕金貸)を兼業しても良いのだが,,,
 1512年暮れユダヤ人教王によって取り上げられたマキャベリの君主論は,このフィリップ4世のような振る舞いを国王の権限として肯定するもので,「おかしいだろ‼️」という,ドイツ騎士団の一斉反抗🟰プロテスタントに発展する。

 後日,フランス革命においてフィリップ4世の血筋ブルボン家の国王及びハプスブルグ家からの王妃がギロチンにかけられるのは,フランス革命の背後には解散させられた騎士団の残党🟰国王の存在を許認可しない🟰共和制←これこれ,モンテスキューやマッツィーニのような者の意思を垣間見ることができるだろう。

 まあ,マキャベリとしては,
法王庁が約束を守ろうとするから,メディチ家のような資本の外戚化に端を発し,挙げ句の果てにその外戚に法王の座を譲るハメに陥っている,その新興法王庁メディチ家に対して,助言する立場から『あんたたち約束なんか守ってたんじゃあ法王庁の地位を保全なんてできないよ』と,現実に即した提言に及んでいるわけだが,

 ただマキャベリが酷いのは,
(人間🟰目下の者など,どうせ碌でもない,約束を守る価値なんて無いんだから)
,このように権威が誓約を踏みにじる理由として,言わなくてもいい説明をしているということ。

 共和制を奉戴するマッツィーニは,
その部分を巧みに利用して,ナポレオン3世に対しては,1864年そのように国民を蔑ろにしていると吹聴し,

 1897年,マッツィーニとパイクはいずれも故人ではあったが,イルミナティはオランダ資本当事者として,英国資本であるロスチャイルドに対して,そのように人民奴隷化計画を為していると,政敵に対するプロパガンダを展開したというわけなのである。


(議定書内容に戻る)
 国際シオニスト会議の採択文として発表とされたもので初出典となるのは,
第20,21,22,23,24議定であり,これが,1964年から1971年の間にかけて加筆されたものと思われる。

これを加筆した本人(すなわち国債を援用した国家の支配政策の具体的骨子を構築)が,
 アメリカ南北戦争で敗軍である南軍の将官であり,リンカーン大統領を暗殺した組織をKKKとして設立させるイルミナティ第3代総帥・アルバート:パイクで,
 それをイルミナティの綱領として承認・返書した本人が,イルミナティ第2代総帥🟰初代はアダム:ヴァイスハウプトなので,事実上のイルミナティ創設者と呼んで差し支えぬジュゼッペ:マッツィーニである。

実際には,
第一回国際シオニスト会議において,採決されたそもそもの議題とは,
① テオドオール:ヘルツルによって提唱された「勃興する反ユダヤ主義に対する解決策として,ユダヤ人の国家が無いことがその原因」であるとされ
② 「ユダヤ人の国家を建国」すること
③ 「その場所」とは,現在のイスラエル建国の地
 最後にユダヤ人国家が存在したエルサレムであることが望ましい
④ その理由として,帰郷を求めないユダヤ人が居ないことを計画目的として,すべてのユダヤ人が,納得しやすい帰郷先にしておくこと

※ アメリカ在住者からは,その地としてアメリカ国内に設置を言う者もあったとされるが,強制的に全ユダヤ人の移住を義務付ける目的として,神がユダヤ人に与えたとされる地でなければ,拒否する者が多く出て,ユダヤ人だけの国というものは建国し得ないだろうとの理由で採用されなかったとされる。

※ ただ,第一回・国際シオニスト会議の本当の採決データは公開されていないので,その①②③④を公開しない理由は不明だが,シオン賢者の議定書をそのままバーゼル綱領として採決したとのデマが出回る背景については,それを機密にして公開しなかった国際シオニスト会議に方にも無いとは言えない。

いずれにせよ。
(城跡)Zionに戻ろう こう言うヘルツルの主張は,
(正義の私たち)Sionの賢者による議定と,
発音が似ていると言うだけで,全く関係のない密約であるにも関わらず,
これが同じ計略であるかのように偽装され,
ユダヤ人の陰謀🟰正しくはロスチャイルド家の世界征服計画として,
世に流布されたわけである。

もちろん,アラブの人々が,
 現在のイスラエル排斥運動を組織する具体的根拠とは,今でも,

(イスラエルはアラブ人を含む世界中の人類奴隷化計画を有している)

 だから,ユダヤ人を世界中から殺害除去して,人類の平和を取り戻す
 🟰インティファーダ これを信じるアラブ人・イスラム教徒が多い,
すなわち,
 アラブ人でもないのに,パレスチナ解放戦線を支持する人々とは,
 未だに,シオン賢者の議定書をそのまま信じているレベル,

パレスチナを支持して,イスラエルを批判している時点で,
 シオン賢者の議定書を援用して,反ユダヤ主義を煽動した,
そのイルミナティの策謀に一から十までマル乗りなのだ。

おっと,そんな虚偽に誘導された人々の方が圧倒的に多い日本・日本人こそ,
(シオン賢者の議定書を信じる正真正銘の情弱民族)🟰日本・日本人って,
 シオン賢者の議定書を読みもしないでバカにしてるけど,
  自分たちこそ,その知らない中身の目的そのままに誘導されてるって,
そろそろ真面目に,その状態に気付いた方が良い。

次回は,当初,関連エピソードの紹介と一旦告知したものの,あまりの脱線ぶりに本筋に戻そうと思い直し,反ユダヤ主義のまとめとします。

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