松阪一人酒 51軒目

 お昼頃、外からお囃子の笛と太鼓の音が聞こえてきた。近所の家を回っているらしい。去年の今頃にそんな事があった記憶はないので、今年から再開されたとかなのかな。

 先日訪ねたのは「路地裏9625」さん。クロネコって読むらしい。お店の前の路面に、ロゴマークが投射されていた。

 杯って左手の冷蔵庫にお酒の瓶が並んでいるのを見ながら、まずは熱燗。メニューを見上げると、ちょっと面白い品名が並んでる。しかし保守に走って、とんぼしびのお刺身とカキフライを注文。カキフライはジューシーで、大きさも数も満足な内容。
 焼酎の湯割りにチェンジして、チーズオムレツと路地裏ステーキというのを頼んでみる。このステーキが、路地裏なんて謙遜の必要がない一品だった。
 ラストの日本酒は、醸し人九平次。お店の人の注いでくれるテクニックが名人芸。グラスの下にお皿とか升を置く事なく、表面張力ギリギリ一杯まで注いでくれた。肴はブリカマの塩焼き。
 締めはおにぎりでいいかなと思いながら、玉子チャーハンなどを選んでしまう。美味かった。

 腹具合と値段を比べると、かなりお得に飲めてしまったような気がする。何度か満席で諦めていたお店だったけど、人気の理由が分かるな。

一層の努力をいたしますので、どうかよろしくお願いします。