松阪一人酒 54軒目
一気に桜が咲き揃いそうな陽気だけど、三月に夏日なんて異常気象もいいところ。ついこの間まで寒いくらいだったのに。天気が良いいから、洗濯も乾くし、シーツも洗えるし、布団も干せるし、掃除をしても気持ちがいいけど。
気温が不安定でも、定期的に飲みに行く。前日訪れたのは「橘」さん。大将と女将さんでやってる、カウンターのみの小料理屋さん。
まずは鉾杉を熱燗で。つき出しのメカブを食べながら、お店の人のおすすめに従って、ブリの刺身を注文。もう一品はマグロのレアカツ。おすすめだけあって、ブリは脂が乗りつつクドくない良い味。レアカツは綺麗な断面に、さっぱりしたマヨネーズを乗せてからソースで。マヨネーズは自家製だろうか。
焼酎の湯割りにチェンジして、カキバターとさつまいもの天ぷらをチョイス。天ぷらはお店の人が別のお客さんに勧めていたもの。美味しくて、この季節に?と思ったけど、どうやらこの季節に出てくるものがあるらしい。カキは殻に乗せられて出てきた。思ったより小ぶりだったけど数があった。
ラストの冷酒には、シンプルに出し巻き玉子を合わせた。
先にお店にいた賑やかなお客さんの声を聞きながら、静かに飲むいつものスタイル。毎度思う事だけど、色んな客の相手をしなきゃならない商売ってのは、大変だろうな。
一層の努力をいたしますので、どうかよろしくお願いします。