8/17 横浜

1万人を超え、スポット的な興業面で成功を収めた夏ザスパ1試合目。夏ザスパ2試合目を前に清水戦で大敗。いよいよ難しくなってきたけれども悲観になっても仕方がないので、元気に?横浜FC戦も現地観戦してきました。

甲府戦ほど人は来ないだろうと予想して、正田醤油スタジアムの到着はキックオフ2時間前の17時。関東クラブということで車で来場されるアウェイサポーターも多いかなと思いましたが、ある程度余裕がありながら河川敷に無事車を停めることができました。
スタジアムにはそこそこの人がいましたが、キックオフ1時間前には「今日の観客数ヤバそうだな…」という感想が出るくらいにバックスタンドはガラガラでした。しかし、キックオフ直前になるとメイン北はそれなりにいっぱい、メイン南はアウェイサポーターの青が半分程度、そしてバックスタンドは南はだいぶ人が入ってくれて5,600人の来場を記録しました。直近の試結果を考えると正直この点は個人的に満足でした。

試合については前半までは本当にワクワクし期待もしました。相手の得点からなぜか全体的に終了間際のような間延びが起きており、クロスバーに嫌われる場面もありましたが、川本選手の目も覚めるようなゴールが決まり、あわや得点、あわや失点の場面が多くありました。あれだけチャンスシーンが見られるとやはり見ているほうもハラハラしますし、見に来てよかったなという感想も持ってもらえると思います。
一方で後半は流石J2で現在2位のチームということで、途中から入った選手のクオリティも高かったですし、地力で負けた感は否めませんでした。

城和選手が抜けた穴は酒井選手が埋める形となり、今節は髙橋選手、瀬畠選手、酒井選手と顔ぶれが前節から全員替わる結果となりました。高橋選手はだいぶ久しぶりにプレーを見た気がしましたが、攻撃に対する意識は他のCB選手にはないものを感じましたし、セットプレーからも高橋選手が裏に抜けた頭に合わせる意識は感じました。一方守備面はまだ課題を残す場面が散見され、評価が2つに分かれそうな印象でした。

この2連戦はJ2の首位、2位相手ということでもちろん大きな望みを持つことは難しく、蓋を開けば予想通りというサポーターがほとんどだと思います。しかし、下を後ろを向いている暇はなく、今週は水戸ホーリーホックとの試合が控えています。

その試合を前にこの話題に触れないわけもなく…なんと小柳選手が2回目のザスパ復帰を果たしてくれました。昨日から話題には上がっており、それなりに信用できる筋からの情報でしたので、移籍はしてくるのだろうなと思っていましたが、いざリリースが出ると色々な感情が混じります。
小柳選手は2012年シーズンから大卒で日体大よりザスパに入団。実はザスパ草津のチーム名のもとの最後の新卒入団選手です。同期入団には乾大地選手や横山選手がいましたが、こうしてみるとこの時代のザスパは新卒選手の獲得が少なかったことが分かります。
小柳選手は動けるCBというイメージで、CBだけでなくSBでもザスパで活躍してくれました。ザスパでは2015年まで在籍しており、なぜかこのシーズン終了後に契約満了。ザスパをクビになった状態で次の舞台をツエーゲン金沢に移しました。金沢2年目では完全にレギュラーポジションを掴み、更なる活躍が期待された2018年は出場機会を得られることができず、当時J3でJ2昇格を目指していたザスパに戻ってくるとすぐさま活躍。このシーズンオフにヴァンフォーレ甲府へのステップアップを果たしました。その後はブラウブリッツ秋田に移籍をし、同じくザスパから移籍をした青木とともに秋田でも安定した活躍を見せ、今季もこれまでコンスタントに出場を果たしていましたが、夏の移籍ウインドーでザスパに再再度復帰となりました。
小柳のコメントを見る限り、恐らくザスパには戻りたくなかったのではないかなと思います。契約満了となった2015年は彼にとって不服だと思いますし、もちろんザスパを見返すというモチベ―ションはあったのかもしれませんが、次に呼ばれたのがJ3在籍時、そして今回J2残留が危ない時期と、いわば困ったときの小柳選手的に見えてしまうのも無理はありません。

ちなみに私は小柳選手が好きでした。必死になった時の表情や跳ねるような走り、そして最後まで諦めない姿勢を彼はザスパで見せてくれました。
いまのザスパは当時に比べるとシュっとしてしまっているかもしれません。当時一緒にプレーしていた川岸選手ももう残っていません。
ザスパに愛情なんてものはないのかもしれません。
それでも、サッカー選手としてベテランと呼ばれる域に入った選手として、ザスパというチームに対して何かを与えてもらえたらなと思います。
過去に在籍した甲府には山本英臣という素晴らしい選手がいますが、望むならそういった選手に是非ザスパでなって欲しいです。

まずは半年でどれだけチームにプラスをもたらしてくれるか楽しみです。

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