3/10 vsジェフユナイテッド千葉

身体も心も寒い寒い第3節が終了しました。
まずはスタメンから振り返ります。

城和選手と酒井選手はルヴァン120分フル出場でしたが、中3日でリーグ戦もスタメンに名を連ねることとなりました。(悲しいかな当然ですが…)
ルヴァンスキップ組は櫛引選手、杉本選手、風間選手、高澤選手のみとなり、リーグ戦開幕して第3節目にして早くもチーム力を試される試合を迎えることとなりました。

■観客の敵はまず寒さ
正田スタの(陸上の)スケジュールの関係から今節は17時開催となりました。下記が今年のホーム戦の天候となるのですが、恐らくこの日はザスパホーム戦の歴史でもトップクラスに入る寒さであったと思います。
※体感は3戦中一番キツかったです
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2/25(日) vs鹿児島 雨 5.0℃ 82%
3/6  (水) vs相模原 曇 7.3℃ 43%
3/10(日) vs千葉  晴 5.6℃ 32%
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県の陸上施設ということでスケジュールのバッティングは致し方ない点であることは重々承知のうえですが、興業の視点で考えると遅いキックオフ時間は観客にとって辛いものがあります。陽が当たっているうちは太陽の暖かさでなんとかごまかせる範疇ではありましたが、キックオフ時の陽が落ちたタイミングは低い気温のなかで風を受けるだけの状況になってしまうので、とりあえず試合を見に来たライト層にとっては試合を見るどころではなかったと思います。最近私が良く行くメインでも子供連れのお客様が非常に多くなってきているので、「この1試合でどうか嫌いにならないで!」という願いを3戦連続でしています。
こういう状況が続くとやはり現行の正田スタでは限界がありますし、ぜひ新スタジアムについて話が動くことを願います。最近ふと「もてなし広場にスタジアム入らないかな」と思ってなんとなく面積を見てみたのですが面積が足りませんでした。公共交通機関〇駐車場〇アウェイサポ〇こんなスタジアムできませんかね…。

■試合結果

ご存じの通り1-3で敗戦となりました。風上からスタートしたザスパですが、思っていたよりも来ない千葉に対してパスの出しどころを見つけ出せませんでした。加えて田口選手、エドゥアルド選手を自由にさせてしまう時間が多かった印象です。エドゥアルド選手はサイドに流れながらコンビネーションで状況を打開し、中に入ってラストパスを送るシーンが多く技術力も献身性もあり良い選手だなと感心してしまいました。
対するザスパは前半見せ場がなく、むしろセットプレーと連携ミス?からの2失点で非常に苦しい状況でした。今まで最後の最後でやられていなかった部分がやられてしまう姿を見ると非常に辛いものがありましたし、全ての原因ではないものの城和選手・酒井選手は水曜日の120分のダメージが癒えていなかったように思えます。
後半は一転して試合のザスパ押せ押せ時間が多い展開でした。流れが変わるきっかけになったのは紛れもなく佐川選手と山中選手の投入で、手詰まり感のあった左サイドに山中選手が入り相手右サイドバックの裏を狙う動きをすることで左サイドからの攻撃に躍動感が出ました。得点シーンは佐川選手の身体の強さと足元の上手さが出たシーンでした。さらにあわや2点目のシーンも演出するなど、これまでの試合も含め彼の投入はザスパがもう1段ギアを入れ替えるスイッチなのは明らかです。

■現状のベストメンバーは?
完全に個人的見解になってしまいますが、やはりFWは高澤選手と佐川選手の組み合わせたが一番だと思います。1つ懸念点を上げるとすると佐川選手のスタミナなのでしょうか。現状途中から山中選手や永長選手と入って縦への推進力を強くした高い方がハマっていることから、どちらかというとテクニックタイプの佐藤選手、杉本選手との組み合わせは佐川選手自身の起点となるプレー時間が長くなってしまい、結果としてゴール前でのプレーが少なくなってしまう懸念はあります。それであれば後半の限られた時間に全力で両サイドとセットで戦わせる現在のやり方が合っているよう見えますが、その場合それまでをどう戦うかというところの解が空欄になってしまいます。昨シーズンのような守備で粘れるザスパのスタイルであれば後半勝負が仕掛けるのも悪くないのですが、今季はどうにも守備も機能しきれていないので後半勝負にも持って行きづらいです。
平松選手も佐川選手と同じように後ろ向きでのポストプレーは得意としていますが、佐川選手と比較して足元のクオリティに差があるのと、前半のスピード勝負ではどうしても相手選手に分があり背負ってパスを出して本人含め前進というプレーがなかなかしづらいです。(スピードダウン)長倉選手がいた時は長倉選手が持ってターンして前まで持って行けたので周りとのコンビネーションが例え無くてもなりたったビルドアップですが、そうでない今はFW、MF、SBのコンビネーションで前進する必要があるので、それぞれがもうひと段階運動量を上げる必要があるかもしれません。

■川上選手
嘆きに近くなってしまいますが、今季まだベンチ入りも果たせていない川上選手は一体どこにいるのでしょうか…。個人的に彼が入ることで右サイドの停滞感はもう少し軽減されると思っており、さらに大畑選手をCBに回せるという戦力幅の増強にも繋がります。昨季もコンディション不良から度々戦線を外れるケースがありましたが、今年ももし頭からそういう状況にあるのであれば戦力としてカウントしづらいですね…。出られれば活躍してくれる選手なだけに早く試合で活躍する姿が見たいです。

■愛媛戦の持つ意味
次節はホームで愛媛FCを迎えます。

土曜日14時キックオフ、本日時点での最高気温18℃&晴れ予想と少なくとも私にとってベストコンディションが待っていそうです。
愛媛FCは今季これまで
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vs秋田 ◌1-0
vs清水 ●2-0
vs熊本 ●2-3
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このような結果となっており、2試合連続で複数失点中(カップ戦を含めると3試合連続)です。一方ザスパもカップ戦含め今季クリーンシートがないので、守備が機能したチームまたは攻撃で上回れたチームが勝利を収められるでしょう。そういった意味でザスパはまずは連戦後のリカバリーをしっかりして改めて守備の振り返り、昨日の敗戦をもってボランチ~後ろの選手の組み合わせの変更もあるかもしれません。
いずれにせよサポーターは今季初勝利、ホーム戦初勝利、、、さらに2023/9/13いわて戦以来のホームリーグ戦勝利を待ち望んでいます。始まったばかりとは言え多くのサポーターは不安を感じていると思います。いつものザスパに戻らないためにも愛媛戦でたくさんのサポーターによる後押しができればと思います。

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