あわてる(フィクション)

おはようございます!

目覚めると

古めかしい
洋風の
部屋で
現代風石油ストーブが
赤く部屋を暖めていた

早朝
習慣になっている
読書に集中し

はっと
顔を上げると

時計が午前8時5分

あれ?

始業は午前8時30分
じゃなかったっけ?

え!
遅刻!?

遅刻寸前!?

家から学校まで
何分で着くんだっけ?

⚪️駅から
◻️駅まで地下鉄乗って
◻︎駅から
乗り換えて
△駅に到達して
そこから
バスなら5分
駆け足なら10分
え?え?
どうだっけ?
どうするんだっけ!?

8時回っていても
間に合うんだっけ?

厳しい学校だから
落第させられちゃうよ?

今から
地下鉄乗って
乗り換えて

あ、ドアに鍵かけなきゃ

それとも
遅刻は
すると
腹を括って
学校に
遅刻の電話か?

あわわ

これまた
古めかしい
玄関扉の

錆びかけたような
鍵を
ガタガタいわせて

やっとのことで
かけた鍵を
また外そうと

慌てる

何から先にやったらいいんだっけ!?

遅刻の連絡?

それとも
急いで
乗り換え検索して

ダッシュ?


廊下を
賑やかに
通り過ぎる
一群の
学生たち


その中に

ひとり
私服で

胸をそびやかして
キッパリとあるく人…^^,


我が校のイジワル先生だ…^^;


でも
ここは

真面目キャラで
遅刻の
連絡をして

心象を少しでも良くすることが必要だ


「先生っ!」
ジメジメとした
雨模様の灰色の空の下
私は
中庭を
生徒たちと急ぐ先生に
話しかけた

「おう、なんだ」

「私、今日遅刻しそうなんです!」


「?まだ8時10分だぞ。
今からどこかへ行く用事でもあるのか?」

「え、これから
路線検索して
急いで
学校に行かないと

でも
今からだと
何分かかるかわからないので

ご心配をおかけしないように
遅刻するむねを
連絡しようと…」

必死で
遅刻の予告と
申開きをしようと
真面目に捲し立てかけて

はたと気づいた



立っている場所は

学校の中庭で


今まさに
始業に間に合うように

先生や
生徒たちが

職員室や
各教室に
向かっているところだった


あれ?


狐につままれたような

気分?


あ、

部屋につけっぱなしの
石油ストーブを
消しに戻らなきゃ


寝ぐせのままの
頭を
くしゃくしゃと
かいて


私は
今出てきた
扉に向き直った


学校の
寮に
住んでいたの
忘れてた


だから
慌てることもなかったのだ?


石油ストーブを
きっちり消して

安全を確認して


再び
寮の
自室の
扉に鍵をかけ直し


学校の中庭を
ずんずん横切っていく

イジワル先生と
生徒たちの
後を追いかけた



フィクションです


というか
今朝の夢です…^^;



いつもおつきあいいただき
ありがとうございます
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


ではまた!



まきのしょうこ

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