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ドローンの進化とカウンタードローンの動向

海上自衛隊・米海軍横須賀基地へのドローン侵入・空撮事案が発生

2024年5月、海上自衛隊横須賀基地に停泊中の護衛艦「いずも」が、民生用と思しきドローンの侵入を許して近接空撮された事案が報道され、また、米海軍横須賀基地に停泊中の原子力空母「ロナルド・レーガン」と2隻のイージス駆逐艦も、民生用と思しきドローンに近接空撮された事案が報道されました。

私は、2015年に首相官邸ドローン落下事件が発生して以降、今日に至るまで、ドローン技術とカウンタードローン技術の動向について、また、ドローンの飛行やカウンタードローンに係る法規制の動向について、継続的に調査して参りました。

そこで、上記の海上自衛隊・米海軍横須賀基地へのドローン侵入・空撮事案の発生を受けて、これまで調査してきた事柄を集大成する意味も含めて、「ドローンの進化とカウンタードローンの動向」と題するプレゼン資料(121枚のスライド)を作成致しました。

目次内容は下記のとおりですが、12章仕立てのどの章につきましても、それぞれ単独でご理解頂けるよう、ドローンとカウンタードローンに関する「百科事典」のような構成にしましたので、幅広くご活用頂きたく存じます。

【 プレゼン資料の目次内容 】

Ⅰ ドローンの基本的な飛行性能
Ⅱ ドローンを飛行させる方法
Ⅲ ドローンで用いられる無線技術
Ⅳ 世界市場を席巻した中国DJI社のドローン
Ⅴ 空の産業革命とは?
Ⅵ ドローンのフェイルセーフ機能
Ⅶ 空飛ぶロボットに進化した米国Skydio社とAmazon社のドローン
Ⅷ カウンタードローンの要諦
Ⅸ ジャミング(電波妨害)によるカウンタードローン
Ⅹ 我が国でのカウンタードローンを規定する小型無人機等飛行禁止法
Ⅺ カウンタードローンの具体的な実施事例
Ⅻ  “空の産業革命”の中で進化していくドローンへの対策

【 追伸 】

 海上自衛隊・米海軍横須賀基地へのドローン侵入・空撮事案に関連して、6月14日、日立製作所 ディフェンスシステム事業部 装備システム本部でカウンタードローンを担っているお二人の方(部長級と課長級)が、私の事務所に来訪されました。6時間余りの意見交換の中で、私からは、ドローンとカウンタードローンの技術動向や法規制の動向について、上記のプレゼン資料を用いて詳しくご説明致しました。

 海上自衛隊・米海軍横須賀基地へのドローン侵入・空撮事案に関連して、6月18日、アスピレイション(株)の社長(元ソニー副社長)とマーケティングマネージャのお二人が、私の事務所に来訪されました。アスピレイション(株)は、イスラエルのラファエル社のパートナーとして、ドローンドームの国内販売権を有する会社ですので、1時間半ほどにわたって、ドローンとカウンタードローンの技術動向や法規制の動向について、上記のプレゼン資料を用いて概略ご説明致しました。

プレゼン資料を、私のホームページに掲載致しました。




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